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プロ志望の守護神、成立学園GK鈴木健太郎がキックで魅せ、相手ハイボールを封鎖。1-0で東京制覇

ゲキサカ / 2022年5月6日 1時2分

成立学園高GK鈴木健太郎は高精度のキックと好守で存在感

[5.5 関東高校大会東京都予選決勝 駒澤大高 0-1(延長)成立学園高]

 成立学園高GK鈴木健太郎(3年=FCクラッキス松戸出身)が、関東高校大会東京都予選決勝で印象的な動きを見せた。駒澤大高の鋭いプレッシングを受けても、全く意に介さずビルドアップ。隣の選手につけるだけでなく、自信を持って相手選手の間へボールを通す。CBへのパスコースを消されても一つ奥側の選手へ浮き球の左足パスを通すなど、そのキックでスタンドの人々を唸らせていた。

 山本健二監督も「一番良いのはDFラインの後ろにボールを繋げるやつがいるということで、下げたらどうにか繋いでくれる」と信頼。そのビルドアップ力は高校進学後に武器にしたものだという。

「1年の時はキック上手いタイプじゃありませんでした。寮生なので、壁とか右足左足で蹴り込んで蹴れるようになりました。左右差はないです。去年の先輩とかも自分が蹴れるようになったらどんどん動き出しとかもしてくれるし、信頼をプレーしていて感じることができました。これからもっとレベル上げていきたいです」(鈴木)。その魅力はキックだけに留まらない。

 184cmの長身GKは、駒澤大高のロングボールやセットプレーに安定した対応。1、2年時に比べてコーチングの質量が向上したという鈴木は味方を動かし、ほとんど決定打を打たせない。その上で、この日は枠を捉えたシュートを鋭いセービングでストップ。キック含めてミスがゼロではなかったのも、堂々の攻守で優勝に貢献した。

 昨年は選手権予選から先発出場。準々決勝までゴールを守ったが、準決勝は先輩GKにポジションを奪われる形でサブに回り、チームも敗れた。その悔しさもエネルギーに努力を重ね。まず1冠。プロ志望の注目GKは、判断面やフィジカル面などの課題を改善し、白星を重ねて大舞台でアピールする。

(取材・文 吉田太郎)

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