[球蹴男児 U-16]「チーム一丸となってやれた」筑紫台が熊本学園大付に競り勝ち、勝ち点3獲得
ゲキサカ / 2022年5月7日 0時2分
[5.4 球蹴男児 U-16D2第1節 熊本学園大付高 1-2 筑紫台高 大津町運動公園多目的広場]
4日、2022 球蹴男児U-16リーグDivision2第1節で熊本学園大附高(熊本)と筑紫台高(福岡)が対戦。筑紫台が2-1で競り勝った。
前半3分、筑紫台は左CKをCB今村碧心が頭で右隅へ叩き込んで先制点。対する熊本学園大附は17分、MF江島岳流の縦パスでFW岡山智哉が抜け出すが、筑紫台GK齋藤真人が距離を詰めてストップする。
筑紫台はこの日、ハードマーカーの今村とDF鵜戸龍之介の2CBが存在感。今村は鵜戸について、「とてもラインとか指示してくれて、オフサイドもかかりやすいので良かったです」とコメントしていたが、2人のCBや再三セカンドボールを回収するMF石橋塁斗が守りを安定させ、サイドアタックに繋げていた。
後半6分には右クロスのこぼれ球をMF井上晴翔がオーバーヘッドシュートで狙ったが、カバーした熊本学園大附CB窪田大裕がゴールライン上でクリアする。ピンチのあとにチャンスあり。熊本学園大附は9分、交代出場のFW赤星展太が左サイドからのパワフルな仕掛けで筑紫台の守りに穴を開ける。最後は折り返しを受けた江島が左足で決めて同点に追いついた。
だが、筑紫台は20分、敵陣左中間で獲得したFKを石橋が右足で狙う。GKが反応したが、はじき出せずにゴールイン。翌日の佐賀商高戦でも2ゴールを挙げた石橋の一撃で筑紫台が再び勝ち越した。
熊本学園大附はすぐに反撃を開始。Aチームの県1部リーグ後に合流した期待のレフティーMF今村涼聖をピッチへ送り出し、鋭い仕掛けの岡山や前線で力強い赤星を交えた攻撃で相手ゴールに襲いかかった。
今村がPAでマークを外して左足シュートを打ち込むなど熊本学園大附は迫力のある攻撃。だが、筑紫台は今村がスライディングタックルを決めるなど、各選手が身体を張って守り続ける。
筑紫台は追加点のチャンスをものにすることこそできなかったものの、2-1で勝利。今村は「今日はとてもみんな声も出ていて、やる気もあって、チーム一丸となってやれたので良かったです。(悪い流れの時間帯もあったが、)味方がFKで決めてくれて、良い流れになってそのままDF陣とチームみんながいっぱい走って守りきれたので良かった」。筑紫台は昨年のインターハイ予選でプレミアリーグ勢の東福岡高を3-3のPK戦まで追い詰めたチーム。その先輩超えを目指すチームが全員で戦い、勝ち点3を獲得した。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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