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年々選手層に厚み。前線、両翼に並ぶ“4人のFW”躍動の日体大柏が関東大会へ

ゲキサカ / 2022年5月9日 11時32分

日体大柏高が関東大会への出場権を獲得した

[5.8 関東高校大会千葉県予選準決勝 暁星国際高 1-3 日体大柏高]

 令和4年度関東高校体育大会サッカーの部千葉県予選準決勝が8日に行われ、暁星国際高と日体大柏高が対戦。日体大柏が3-1で勝ち、2大会連続の関東大会出場を決めた。日体大柏は10日の決勝で専修大松戸高と戦う。

 前回大会優勝の日体大柏は4-4-2システム。GK原田眞透(2年)、右SB寺村啓志(3年)、CB神野匠斗(2年)、CB古金谷悠太(3年)、左SB中村駿輝(3年)。ダブルボランチが植木笙悟(3年)と佐藤伸哉(2年)、右SHがキャプテンの吉田眞翔(3年)、左SH古谷柊介(3年)、2トップは平野伶(3年)と注目の190cmFWオウイエ・ウイリアム(3年)が構えた。

 一方、昨年のインターハイ予選で準優勝している暁星国際はGK大瀬晴暉(3年)やDF坂本向陽(3年)ら昨年からの先発を複数残す。4-3-3システムのGKは大瀬、右SB坂本、CB平林拓(3年) 、CB宮武遼(3年)、左SB桒田哲英(2年)。アンカーが日向野遼(3年)、インサイドハーフが坂口愛弥(3年)と浦野陽大(3年)。右FW鶴田航生(3年)、左FW浅野哲(3年)、CFをU-20チャイニーズタイペイ代表というFW劉炫緯(3年)が務めた。

 先にチャンスを作ったのは暁星国際だった。前半3分、日向野が左サイド後方から入れたクロスを劉がヘディングシュート。直後のCKこぼれを浅野が左足で狙う。ワイドを活用し、馬力のある浅野や劉の仕掛けからゴールへ迫った。

 だが、日体大柏が先制点を奪う。11分、平野を起点としたカウンターから植木がスルーパス。PA左へ抜けた古谷が切り返しでマークを外してクロスを上げると、暁星国際DFの手に当たり、PKを獲得する。PKキッカーを志願した古谷が、右足で左隅に決めた。

 日体大柏は中村と寺村の両SBがボランチの位置に入るような形でビルドアップ。前線のオウイエが自信を持つファーストタッチで浮き球を次々と収めて相手を押し込む。24分には、平野の展開から俊足MF古谷がカットインシュート。25分にはオウイエがワンツーで一気にPAへ抜け出す。

 リズムよく攻めていた日体大柏だが、前半の飲水後は暁星国際の前からの守りにビルドアップを制限され、苦しいパスをインターセプトされてしまう。暁星国際は27分に浦野のインターセプトから劉が左足シュート。32分にも奪い返しから日向野が右足ミドルを打ち込んだ。また、好守と運ぶ動きも見せていた成長株・平林や中盤で存在感を高めた浦野らが小さなスペースを活用しながらボールを繋いで前進し、ラストパスまで持ち込んでいた。

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