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U-21日本代表に立ちはだかったJ内定“パリ世代”…順天堂大DF山崎大地「何がなんでも食い込んでいきたい」

ゲキサカ / 2022年5月11日 15時19分

 それでも試合後、取材に応じた山崎の表情は厳しかった。「自分の中ではまだまだかなというところで悔いはある。うまくアピールできなかった」。課題を見出したのは大きなピンチを防ぐ“前”の場面だった。

「相手のFWにパワーある中島大嘉選手がいて、大学では絶対負けないところだけど、ちょっと入れ替わってしまったシーンがあった。CBでああいうのはあってはいけないと思いし、あの一つで印象も変わる。あれはやってはいけないプレーだった」。中島に抜け出される場面をそう振り返った山崎は「自分でやられたところだったので、なんとしてもカバーに入っていかないといけないうところで(中野)就斗がカバーに来てくれて、自分もなんとかカバーできた。でもやられなかったから良かったけど、あそこまで行かれないようにすることが大切」とさらに高い基準を突きつけた。

 また宮城のシュートをブロックした場面も「佐藤恵允選手がスイッチして破られたけど、スイッチのところで入れ替わってしまったので、そこでもっと身体をうまく当ててというのがまず一番」と起点の部分に着目。「宮城選手にシュートを打たれそうだったので、なんとか身体に当てて守れるようにという思いで滑った。それで弾いてそのあともうまく対応できて良かったとは思うけど、やはりそこまで行かれないようにしないといけない」と冷静だった。

 すでに来季からは生まれ育ったサンフレッチェ広島への加入が決まっており、自らに求めるのはプロの基準。広島が誇るDF佐々木翔、DF野上結貴、DF荒木隼人の3バックを脅かしていけるようなレベルだ。

「広島はルヴァン杯のプレーオフステージ進出が決まったので、結構入っていくチャンスなのかなと思う。関東リーグもスカウトの方が見てくれていると思うので、そういうところでアピールしたい。また広島に呼ばれた時に『こいつやれるぞ』というのをアピールして、いまは“鉄壁の3枚”と言われているけど、来年は開幕からそこに食い込んでいけるように残り1年を過ごしていかないといけない」

 そのためにもまずは「大学の関東リーグで結果を残し、違いを見せつけることをこだわってやっていきたい」と山崎。その積み重ねがいずれ、パリへの道筋も切り拓いていくはずだ。

(取材・文 竹内達也)●AFC U23アジアカップ2022特集ページ
●第96回関東大学L特集

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