大宮U18が今季初の無失点と連勝。流経大柏の反撃跳ね返し、交代組の活躍で決着
ゲキサカ / 2022年5月17日 19時58分
大宮U18の小澤は、「これまで得点した後緩くなるのがあって、今週もその緩さをなくそうというのは共有していました。得点した後にみんなと声を掛け合うことができたので、最後ゼロで終えられたのかなと思っています」と頷く。
先制した2分後に石川颯が負傷交代したこともチームを引き締めたか。大宮U18は、交代出場のMF安部直斗(2年)含めて声を掛け合いながら集中した戦い。そして、森田監督も「(もっと精度を上げなければならないが、)ボールを持つところと長いボールを使うところを前半から使い分けることができたと思います」と振り返ったように、ショートパスでの繋ぎとロングボールを使い分けながらゲームをコントロールする。
流経大柏は都築のオーバーラップなどで反撃するが、序盤は全体的に重心が重くなってしまい、攻守両面で前への姿勢が不足していた。それでも、22分にこの日存在感ある動きを見せた1年生MF柚木が中央でDFを剥がし、竹原が右足シュート。前半半ばを過ぎると流経大柏の連続したプレッシングが大宮U18へ届くようになり、相手のキックを阻止したほか、サイドに追い込んでボールを奪い取るようになった。
竹原と柚木のポジションを入れ替えた流経大柏は、42分にも自陣深い位置から堀川由と柚木の1年生コンビで大きく前進し、ラストパスにまで持ち込んだ。大宮U18も前澤を起点とした攻撃から安部が左サイドを突破。43分には中盤を抜け出した石川洸が大きく前進し、種田のクロスのこぼれ球に石川洸が決定的な形で走り込む。
大宮U18は、前半終了間際にもFKからチャンス。一方の流経大柏は、後半開始から小西と堀川由をFW大堀柊人(3年)とFW斎藤大雅(3年)へ入れ替えて前へのパワーを加える。
その流経大柏は、大川のFKがゴール前を横切るなど惜しいシーンも。大宮U18も後半8分、前線で技巧を発揮していた種田の左クロスを市原が頭で押し込むが、紙一重のオフサイドで追加点を奪うことは出来ない。大宮U18は12分、怪我の大事を取ってベンチスタートだったFW高橋輝(3年)が石渡に代わってピッチへ。18分には前澤をMF勇内山遥海(3年)へ入れ替えた。
後半にペースを上げた流経大柏に対し、大宮U18は足を攣らせる選手も。押し込む時間を増やした流経大柏は、クロスが2本3本とゴール前へ通り、橿本のロングスローやCKも合わせて大宮U18ゴールを脅かす。
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