[関東]「マグレではない」東京国際大は苦しみながらも開幕6連勝!明治大は土壇場被弾で連勝止まる:第6節
ゲキサカ / 2022年5月15日 20時0分
JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦1部の第6節が14日と15日に行われた。
東京国際大が苦しみながらも開幕6連勝を決めた。5試合で奪った17得点が示すように、これまで快勝で勝ち星を積み上げてきた東国大だったが、流石に相手も研究。相手の国士舘大は、好調の2トップFW佐川洸介(4年=C大阪U-18)とFW師岡柊生(4年=日本航空高)にマークをつけて対策した。
しかし前半31分、蹴り直しのCKがゴール前でこぼれると、混戦をMF村木龍晟(4年=実践学園高)が押し込んで東国大が先制に成功。後半は押し込まれる場面も多く、さらに同33分にDF秋元拓巳(4年=千葉U-18)が2枚目の警告を受けて退場となるなど苦しい戦いを強いられたが、キャプテンマークを巻くGK林祥太郎(4年=C大阪U-18)を中心とした守備陣が最後まで集中力を切らすことはなかった。
前田秀樹監督は「今日は国士さんも分析していて、佐川にアンカーがついて、モロ(師岡)には2枚ついていた。苦しいゲーム展開でしたが、リスタートで点が取れたのは良かった」とホッと一息。また無失点で耐えた守備陣についても、「守備には自信を持っているので大崩れはしないと思った。国士さんの方が良かったので、ラッキーな部分もあったけど、よく凌いだ。サッカーで難しいのは1点を守り切ること。それが出来るのはある程度の力があるということ。マグレだと言ってきたが、そうではないのかなと思います」と手ごたえを話した。
開幕戦を落としたものの、4連勝で首位を追っていた明治大は、今季まだ勝利のない早稲田大と対戦。後半19分にPKを貰ったMF熊取谷一星(2年=浜松開誠館高)が自ら決めて先制に成功したが、試合終了間際の同アディショナルタイム2分に途中出場のFW奥田陽琉(3年=柏U-18)に同点弾を決められてしまった。
試合は1-1のドローで終わり、明治大の連勝は4で止まった。栗田大輔監督は「今日は勝ち点2を落とした。最後に響いてくると思っています」と肩を落としたが、選手個々のパフォーマンスについては一定の評価を与えると、「僕たちは勝ち点を積み上げていくだけかなと思います」と切り替えを強調していた。
一方の早稲田大は今季2度目のドローで勝ち点を獲得したものの、開幕からの未勝利は6戦に伸びた。ただ今節より怪我で出遅れていたDF鈴木俊也(4年=早稲田実高/大宮内定)と、DF監物拓歩(3年=清水ユース)が復帰。外池大亮監督は「チームを担う存在としてピッチに戻ってきてくれたことは心強いです」と今後の巻き返しのキーマンとなりうる2人に更なる期待を寄せていた。
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