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プレミアWESTの高体連対決は東福岡が勝ち点3奪取!我慢我慢の後半を耐え凌ぎ、終了間際に劇的V弾!

ゲキサカ / 2022年5月15日 21時14分

 後半開始から、東福岡は野田に代えてFW鈴木亜門(3年)を投入。履正社も徳山と寺地に代えてMF小田村優希(3年)とFW河野朔也(2年)をピッチへ送り出した。前半、シュート1本に終わった履正社の平野直樹監督は「当たり前のことを当たり前にやり続けないと。相手に100出させないようにやらせないように。構えていたら100%パンチを出されてしまう。前半は(履正社が)構えてしまっていたよね」と振り返る。

 そして、「もっとゴール前のチャンスを作って行こうという話があった」(名願)。交代出場の小田村が推進力のある動きでPAへ切れ込むなど攻撃を活性化した履正社は、相手ゴール前に迫る回数を大きく増加する。

 履正社が押し込み続けるが、東福岡はチームメートに厳しく要求しながらゴールを守る吉田と、対人の強さとシュートブロックでチームを支えた山下を中心に崩れない。履正社は後半4分、左CKから古田がシュートを放ち、7分にも小田村の突破から古田がゴールを狙う。15分に田中晃をMF楫山拓磨(3年)へチェンジした東福岡は、右サイドから攻め返そうとするが、寄せの速い履正社の前にシュートはおろか、クロスまで持ち込めない時間帯が続いた。

 履正社は名願が東福岡SB村上に密着マークされる中、キープ力高い川端のドリブルも効果を発揮。繰り返し攻めて東福岡ゴールを破ろうとする。そして29分、敵陣中央でボールを持った川端が4回、5回と判断を変えて、DF裏へのループパスを選択。これに走り込んだ名願が胸トラップからの右足シュートでゴールをこじ開けた。

 畳み掛ける履正社は30分、左サイドから仕掛けた名願を起点に川端がPAへラストパス。これに走り込んだ古田が右足を振り抜く。直後には左FKから平尾がヘッド。東福岡は32分に浦と落合を入れ替えるが、我慢の展開は変わらない。それでも、森重潤也監督が「(戦うことや走る、守るという)ベースになかったら、ウチなんかは(プレミアリーグで)戦えない」と語るように、苦しい展開の中でも走ること、身体を張って戦うことを継続する東福岡は戸成の安定したキャッチングや各選手の好守もあって崩れない。

 東福岡は43分、竹下をMF對馬陸人(2年)へスイッチ。履正社は44分、名願のスルーパスで左中間を抜け出した小田村が中央へ折り返し、古田が右足で狙うがシュートは右へ外れてしまう。

 その直後、東福岡は左スローインから榊原が左ゴールライン際を突破。そして上げたクロスをプレミアデビュー戦の落合がダイビングヘッドで押し込んだ。粘り強く戦って奪った1点に大興奮の東福岡イレブン。浦は、「我慢強くやれ、とチーム全体で話していました。履正社も上手くてずっと我慢する時間が続いていたんですけれども、2点目を与えずに終われたのは良かったと思います」と胸を張った。

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