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[MOM3846]磐田U-18FW伊藤猛志(3年)_「ファン・バステンからの、大空翼」。伝統を受け継ぐジュビロの9番は5戦7発と“ゾーン”突入中

ゲキサカ / 2022年5月16日 12時5分

 ジュビロの9番と言えば、中山雅史・現トップチームコーチを筆頭に、クラブの歴史に名を刻むようなストライカーが背負ってきたナンバー。伊藤もその意味は十分に理解している。

「自分は小学校の頃から9番が大好きで、やっぱり“点取り屋”というイメージもありますし、ゴンさんのイメージが強いですよね。ゴンさんにはトップのキャンプでいろいろな話も聞いたんですけど、今はこうやってジュビロのエンブレムを背負って、点を獲ってチームを勝たせる選手になるという部分で、9番には意味があると思っています」。

 以前から明言している目標は、『ワールドカップで点を獲ること』。そう思うようになったのには、あるきっかけがあったという。「中3で初めて年代別代表に入って、それがちょうどU-17のワールドカップに向けた強化遠征だったんですけど、その時に森山(佳郎)監督の話を聞いて、『ワールドカップって凄いんだな』って改めて感じたんです。それまでは『海外のクラブに行って活躍する方が凄いんだろうな』と思っていたんですけど、その時に『ワールドカップって誰にでも夢のある凄い舞台だな』と感じたので、ワールドカップへの想いはその時から強く持っています」。もちろん目標は大きい方がいい。中山コーチも記録した世界の舞台でのゴールを夢見て、とにかく前へと突き進んでいく。

 ここまで7ゴールを挙げているものの、WESTの得点ランキングトップは9ゴールをマークしているセレッソ大阪U-18(大阪)のFW木下慎之輔。もちろん伊藤も意識しないわけではないが、意識し過ぎる必要はないこともしっかりと悟っているようだ。

「自分より上がいることは逆にありがたいですけど、昨日木下選手は1点獲って、今日は自分が2点獲りましたし、向こうの方が試合数も多いので、そういう意味では自分も悪くないかなと。今は5試合が終わっただけで、まだまだ試合はあるので、最後に自分の名前が“一番上”にあるようにやっていきたいなと思います」。

 少しだけ滲ませたライバル意識に、フォワードらしい強気な気質が窺える。ファン・バステンか、大空翼か、はたまた中山雅史か。そのすべてを追い越していくだけの気概を携えている男。伊藤猛志が歩んでいくストライカー道は、まだまだ遥か先へと続いている。

(取材・文 土屋雅史)
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