[MOM797]東京国際大MF村木龍晟(4年)_仲間に喫した“今季初黒星”で発奮、リーグ開幕6連勝に導く決勝弾
ゲキサカ / 2022年5月16日 20時49分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.15 関東大学L1部第6節 国士舘大0-1東京国際大 AGFフィールド]
蹴り直す前のCKは自分で蹴っていた。前半31分、東京国際大はバリエーションがある中で、左利きのMF村木龍晟(4年=実践学園高)が蹴るのではなく、右利きのMF重野祥輝(3年=神戸U-18)が左CKを蹴ることを選択。アウト気味のボールを蹴ることで、ゴール前のこぼれ球を狙う作戦に出た。
すると狙い通りにMF熊坂光希(3年=柏U-18)が競り勝つと、ボールはゴール前にこぼれる。これにDF湯澤拓士(4年=星稜高)とともに詰めていた村木が、体勢を崩しながらも左足でねじ込み、先制点を奪った。
「いつでもこぼれていいように、反応は早くしようと思ってやっていた。それまで自分たちの流れがつかめていなかったけど、ゴールが決まった時は素直に嬉しかったし、そこから流れが向いてきたと思います」
終盤は退場者を出したことで厳しい展開に持ち込まれたが、そこは前田秀樹監督も「自信を持っているので大崩れはしないと思った」と胸を張る、リーグ最少失点の自慢の守備陣が最後まで集中力を切らさない。村木のゴールを最後まで守り抜いた東国大は、開幕6連勝を飾った。
1週間前の喫した“今季初黒星”、それも同僚相手に喫した黒星で、気合を入れ直していた。7日に行った天皇杯予選となる埼玉県サッカー選手権決勝で、東京国際大は、セカンドチームにあたる東京国際大FCと対戦。結果、0-1で敗れ、本戦出場を逃していた。
最終学年で迎える今季、ようやくトップチームデビューを飾った村木にとっては、昨年度まで過ごした思い出のチーム。ともに汗を流した仲間も多数いた。「しっかり研究されて、なかなか前に攻められなかったし、シュートチャンスもあったけど、それを決めきることが出来なかった。昨年1年間やっていたチームに負けたので悔しかった」。
天皇杯本戦出場を逃したことでチームに落胆が広がったが、好調のリーグ戦に気持ちを持ち込むわけにはいかない。この日の試合前には、首脳陣からも「負けるなら今日だぞ」と発破をかけられていたという。「そういうので気持ちを上げて戦えたことが勝利に繋がったと思います」。
チームは開幕6連勝。またこれまで大勝する試合も多かったが、苦しみながらも挙げた1-0での勝利は、今後の戦いにも好影響を与えそうだ。「自分はプロを目指しているので、練習からしっかりと取り組んでいきたい」。好調なチームの勢いを借りながら、自身の夢も掴み取る。
(取材・文 児玉幸洋)●第96回関東大学L特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
3発快勝の山口が鳥栖の待つラウンド16へ! 名古屋撃破のJSCは続けての金星ならず【天皇杯】
超ワールドサッカー / 2024年7月17日 21時4分
-
首位の町田が東京Vとのダービーでシーズンダブル! 守護神・谷の再三好守でウノゼロ勝利【明治安田J1第23節】
超ワールドサッカー / 2024年7月14日 20時4分
-
[関東]首位明治大は3戦連続引き分け、無敗継続も大勝の筑波大と中央大が急接近:第10節
ゲキサカ / 2024年7月13日 23時0分
-
[プレミアリーグEAST]流経大柏が今季初黒星…上位対決制した横浜FCユースが暫定首位浮上:第11節
ゲキサカ / 2024年7月7日 19時28分
-
計7ゴールの撃ち合い!! 鳥栖が逃げ切り2連勝、新潟は公式戦9試合ぶりの敗戦
ゲキサカ / 2024年7月6日 20時32分
ランキング
-
1オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#2
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分
-
2【体操】宮田笙子 五輪辞退に同情も…危機管理専門家「昔はよくあったは通用しない」
東スポWEB / 2024年7月20日 6時8分
-
3MLBオールスター〝ひどすぎる国歌斉唱〟が大炎上 女性歌手に非難殺到「耳から血が出ました」
東スポWEB / 2024年7月16日 19時22分
-
4スペイン1部セビージャ、日本での親善試合が中止に
スポーツ報知 / 2024年7月20日 16時33分
-
5吉田正尚が大谷翔平&山本由伸と再会「すごくいい雰囲気だな」 後半戦初戦9回に1安打
スポーツ報知 / 2024年7月20日 14時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください