フランクフルトがPK戦制してEL初優勝!! 長谷部・鎌田は01-02年小野伸二以来の日本人欧州カップ制覇、来季CL初出場へ
ゲキサカ / 2022年5月19日 8時28分
[5.18 EL決勝 フランクフルト 1-1(PK5-4) レンジャーズ]
UEFAヨーロッパリーグ(EL)は18日、スペイン・セビージャで決勝戦を行い、DF長谷部誠とMF鎌田大地と所属のフランクフルト(ドイツ)はレンジャーズ(スコットランド)にPK戦で勝利した。フランクフルトはEL初優勝で、欧州カップ制覇もUEFA杯時代の1979-80シーズン以来42年ぶり2回目。鎌田は先発フル出場でPKも成功、長谷部は後半13分からの出場で偉業に貢献し、日本人では01-02シーズンにMF小野伸二(フェイエノールト)がUEFA杯を制して以来の快挙となった。
フランクフルトはノックアウトステージでベティス(スペイン)、バルセロナ(スペイン)、ウエスト・ハム(イングランド)を下して42年ぶりの欧州カップ決勝進出。3-4-2-1のシステムを採用し、鎌田は左シャドーのポジションに入った。対するレンジャーズはレッドスター(セルビア)、ブラガ(ポルトガル)、ライプツィヒ(ドイツ)を破って14年ぶりの欧州カップ決勝。4-3-3のシステムを敷いた。[スタメンはコチラ]
試合は立ち上がりから激しくスタートし、前半5分にさっそくアクシデント。フランクフルトのMFセバスティアン・ローデがMFジョン・ランドストラムとの接触で頭部を負傷し、止血とユニフォームの着替えにより試合が約4分間にわたって中断した。ランドストラムは足裏がローデに入っていたにもかかわらず、警告は出されなかった。
それでも前半12分、フランクフルトに最初のチャンスが訪れる。DFアルマミ・トゥレの浮き球パスに抜け出した鎌田がペナルティエリア内に侵入し、相手の布陣を大きく押し下げると、シュートのこぼれ球を拾ったMFジブリル・ソウがミドルシュート。だが、これはGKアラン・マグレガーにキャッチされた。
さらに前半20分、フランクフルトはサイドチェンジを受けた20歳のMFアンスガー・クナウフが右から果敢なドリブル突破をスタート。ペナルティエリア内までえぐって左足シュートを放ったが、これはマグレガーが横っ飛びでスーパーセーブ。またしても優勢の時間帯を得点につなげることができなかった。
するとそれまでロングボール一辺倒の攻撃が跳ね返され続けていたレンジャーズが徐々に勢いを見せる。前半26分、FWスコット・ライトからのパスを受けたFWジョゼフ・アヨデレ・アリボが惜しい左足シュート。また同37分、DFボルナ・バリシュッチのクロスに反応したランドストラムのヘッドがGKケビン・トラップを襲い、得点のにおいを感じさせた。
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