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レアル・マドリーが14回目の欧州CL制覇!! リバプールに圧倒的劣勢も神がかり的完封劇&ビニシウスV弾

ゲキサカ / 2022年5月29日 7時14分

 さらに前半21分、リバプールはマネが対面の相手をかわし、右足で強烈なシュート。しかし、クルトワが完璧な横っ飛びでなんとかボールに触れると、ポストに当たった跳ね返りをしっかり収め、またしても得点を許さない。一方のR・マドリーは防戦一方。ビニシウスが左サイド裏、カルバハルが右サイド裏を狙う素振りを見せるものの、なかなかシュートチャンスまで持ち込めない時間が続いた。

 リバプールは前半34分、アレクサンダー・アーノルドのクロスにサラーが頭で合わせるも、またしてもクルトワの正面。同40分、ロバートソンのパスを受けたマネが左足を振ったが、抜かれかけたミリトンにブロックされた。

 すると前半42分、R・マドリーが大きな決定機を迎えた。アラバのロングフィードにベンゼマが抜け出すと、ゴール前でタメをつくり、アリソンの飛び出しを牽制。コナテもボールを処理しきれず、バルベルデが詰めたことでこぼれ球が生まれ、これを拾ったベンゼマが左足でネットに流し込んだ。

 ところが副審はオフサイドのフラッグアップ。バルベルデが詰めた際にアリソンが飛び出していたため、オフサイドラインが上がっており、ベンゼマがオフサイドポジションにいた。バルベルデのタッチの後、ファビーニョとコナテがボールに触れたように思われたが、長いVARチェックの末に「意図的なプレー」ではなかったと判断され、ゴールは認められなかった。

 後半も立ち上がりからリバプールが試合を支配し、ゴール前の見せ場を次々に創出。ところが後半14分、先にスコアを動かしたのはR・マドリーだった。自陣でモドリッチが相手をかわしながら縦パスをつけ、カルバハル、カゼミーロとつないで右サイドに展開すると、ドリブルで前進したバルベルデがシュート性のクロスを供給。ファーサイドに飛び込んだビニシウスがフリーになり、ワンタッチで押し込んだ。

 優勢に進めながらもビハインドとなったリバプールは後半19分、右サイドからカットインしたサラーが左足でシュートを放つも、またしてもクルトワが横っ飛びでビッグセーブ。同20分にはディアスに代わってFWディオゴ・ジョタを入れると、同24分にクロス攻撃からディアスが頭で折り返したが、サラーが詰めたところにクルトワが立ちはだかった。

 なんとか追いつきたいリバプールは後半32分、チアゴとヘンダーソンに代わってFWロベルト・フィルミーノとMFナビ・ケイタを投入し、攻撃に比重をかける。すると同35分、サラーとフィルミーノの絡みからジョタが飛び込んだが、クルトワがファインセーブ。同37分にもサペナルティエリア右を抜け出したサラーが右足で狙うも、クルトワのスーパーセーブに阻まれた。

 守護神が神がかり的なプレーを見せるR・マドリーは後半38分、猛烈なカウンターからクロース、ビニシウス、ベンゼマが数的優位で飛び出すも、ベンゼマからスルーパスはビニシウスに通らず、追加点とはならない。それでも同40分にバルベルデに代わってMFエドゥアルド・カマビンガ、同45分にモドリッチに代えてMFダニ・セバージョス、同45+3分にビニシウスに代わってFWロドリゴ・ゴエスを入れたR・マドリーがリバプールを最後までシャットアウト。1-0で接戦を制し、史上最多14回目の欧州制覇を成し遂げた。
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