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あるべき姿を取り戻した伝統校…四中工が宇治山田商下して三重制覇、2大会ぶり30回目の総体出場!!

ゲキサカ / 2022年5月30日 16時7分

 3-0になってからも勢いは止まらない。後半4分にはCKのクリアを受けた平尾が左前方に展開。走り込んだ野崎のクロスを平野がゴール前で受けた。そこから後ろに下げると反応したのは、川北。「こぼれてきたら打とうと決めていた」と振り返る一撃が決まって、4点差となった。

 スコアが開いてからは、技術力の高いFW石橋和空(3年)の仕掛けや、前半終盤から投入されたFW光田向志(2年)のスピードによる宇治山田商の攻撃を受ける場面もあった。後半16分には石橋のパスから、右サイドに侵入したMF濱口颯馬(2年)の低いクロスがオウンゴールとなったが、それ以外は危ない場面を与えず。試合終了間際には再び攻勢に出て、MF岩田楓太(3年)が5点目をマークするなど、相手を圧倒して試合を終えた。

 記念すべき30回目の選手権出場を掴んだ以上に、久々の全国大会出場が選手に与える心理的なメリットは大きい。「今日の勝利は大きい。自信を持って、本来あるべき姿に戻れる。高校生は1試合で急激に変わります。昨日、延長戦を戦って逞しくなりました。で、今日勝って普段の四中工が持つ伝統校の心理状態になれたと思います」。そう口にするのは、伊室監督だ。本来の力を出せば、結果を残せると選手が知った事も大きい。「最近の四中工は良い結果を残せていない。強い時の四中工はベスト8ぐらいに入っていた。出るからには結果を残したい」と意気込む川北を中心に全国でも結果を残して、強い四中工の姿を見せ付ける。

(取材・文 森田将義)●【特設】高校総体2022

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