「俺らの代で歴史を変えてやろうぜ」花巻東イレブンは先輩の涙に団結、岩手2冠
ゲキサカ / 2022年5月31日 8時36分
[5.30 インターハイ岩手県予選決勝 花巻東5-0専大北上 遠野運動公園陸上競技場]
先輩、僕たち歴史を変えました!インターハイ予選を制し、初の全国大会出場を決めた花巻東高。準々決勝の水沢高戦でハットトリックの活躍、大会を通じて7得点を記録し、決勝でも2ゴールを決めたFW中村翔大(3年=ヴェルディSS岩手)は、「チームのみんなのおかげで取れた点数なので、チームみんなで喜びたいです」と笑みをこぼした。
花巻東高のスタメンをみると、全員が3年生というほかに、前所属チームの欄に目が行く。ヴェルディSS岩手出身の選手が、この日は実に7人並んでいた。
それもそのはず。現3年生の代は、示し合わせて花巻東に進学してきていた。そこにはある一人の先輩の存在が大きくあった。
先輩の名前はヴェルディSS岩手出身の鈴木拓さん。昨年度のキャプテンを務めていた人物で、学校でも生徒会長、さらに成績も学年1位という「完璧な人」だった。
中学時代から多くの後輩が憧れていたという。「自分たちが歴史を変えるからついてこい」。進路選択の際に掛けられた言葉。誘いに乗らないわけがなかった。
しかし鈴木さんがキャプテンを務めた昨年度は、インターハイ予選で8強敗退。冬の選手権予選でもまさかの3回戦敗退に終わっていた。
「俺らの代で歴史を変えてやろうぜ」
憧れの人が目の前で流した涙は、後輩たちの団結を生んでいた。
昨年11月の新人戦で初の岩手県制覇を果たしたイレブンだが、「歴史を変える」とは、全国大会に出場することだった。
そして新人戦の東北大会でもベスト4に進出するなど急成長を遂げたイレブンは、インターハイ出場という悲願をも、勢いのままに成し遂げた。
「やっと歴史を変えたと先輩に言えます」
中村は充実の表情で胸を張った。
(取材・文 児玉幸洋)●【特設】高校総体2022
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
東松山中央ボーイズ、創部初の8強入り 2戦連続逆転勝ち 2年生・山田が連続逆転打…関東BL大会
スポーツ報知 / 2024年5月3日 8時30分
-
【大谷翔平と一問一答(2)】競歩でパリ五輪出場決めた水沢リトルの後輩へ「納得できる結果を」とエール
スポニチアネックス / 2024年4月27日 12時46分
-
「良いところまで行こう」ではなくて「タイトルを獲ろう」。2024年の大成は歴史を変えるための大いなる冒険に挑む!
ゲキサカ / 2024年4月22日 19時22分
-
女子硬式野球新潟大会、花巻東高(岩手)が優勝
新潟日報 / 2024年4月22日 8時55分
-
スタメンで2冠経験。左SB小沼蒼珠が「責任感とプライドを持って」青森山田のキャプテンマークを巻き、開幕勝利に貢献
ゲキサカ / 2024年4月6日 21時29分
ランキング
-
1連敗の阪神・岡田監督「フォアボールが絡むよな、点が入る時に」木浪のライナー帰塁判断「そら難しいよ」
スポニチアネックス / 2024年5月4日 21時42分
-
2【マリーゴールド】ロッシー小川氏 ノアへの再参戦は「要望があれば、また来ますよ」
東スポWEB / 2024年5月5日 6時8分
-
3大谷翔平がまたポルシェ贈呈!しかし… もらった監督がお茶目に公開、米記者「おもちゃの車だ」
THE ANSWER / 2024年5月5日 9時44分
-
4【ボクシング】西田凌佑がプロ9戦目で世界王座を獲得 バンタム級世界王者は3人が日本人に
スポニチアネックス / 2024年5月4日 18時39分
-
5U―23大岩剛監督、OA枠活用かどうかは「本当にフラットな状態」…大会を通じて「選手たちが非常に成長」
スポーツ報知 / 2024年5月5日 0時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください