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チェルシーがベーリー氏らのクラブ買収完了を発表「100%の尽力を約束します」

ゲキサカ / 2022年5月31日 9時7分

チェルシーがクラブ買収の完了を発表

 チェルシーは30日、トッド・ベーリー氏とクリアレイク・キャピタル率いるコンソーシアム(共同事業体)によるクラブ買収が完了したことを公式サイトで発表した。

 クラブのオーナーは2003年からロマン・アブラモビッチ氏が務めていたが、母国ロシアのウクライナ侵攻を受け、今年3月にクラブ売却の意思を表明。新オーナーグループの投資総額は42億5000万ポンド(約6870億円)とされ、そのうち25億ポンド(約4040億円)はクラブ株式の購入に充てられるとともに、100%慈善事業に寄付することを意図した上で、イギリスの凍結銀行口座に預け入れられる。また、クラブのための投資額は17億5000万ポンド(約2830億円)。スタンフォードブリッジ、アカデミー、女子チーム、キングスメドウへの投資およびチェルシー財団への継続的な資金提供が含まれている。

 なお、このコンソーシアムには、ウィス財団の創設者であるハンス・ヨルグ・ウィス氏と、グッゲンハイム・キャピタルの共同創設者兼CEOであるマーク・ウォルター氏も参加。ウォルター氏とベーリー氏は、アメリカのロサンゼルス・ドジャース(野球)、ロサンゼルス・レイカーズ(男子バスケ)、ロサンゼルス・スパークス(女子バスケ)のオーナーも務めている。

 クラブは今回の取り引きについて、イギリス政府、プレミアリーグ、その他の関係当局から必要な全ての承認を得て行われたと報告。「本契約に基づき、ベーリーとクリアレイクは、クラブの共同支配と対等なガバナンスを共有することになります」とし、ベーリー氏の持株会社の会長就任も伝えている。

 ベーリー氏はクラブ公式サイトを通じ、「私たちは、チェルシーフットボールクラブの新しい管理者になることを光栄に思っています。私たちは、全ての試合の毎分において、100%の尽力を約束します。オーナーとしての我々のビジョンは明確で、ファンの皆さんに誇りに思っていただくことです。ユースチームの育成と最高の才能の獲得に取り組むとともに、我々の行動計画は、長期的にクラブに投資し、チェルシーの目覚しい成功の歴史を築いていくことです。個人的には、この実現に尽力してくれた英国政府の閣僚や関係者、そしてプレミアリーグに感謝します」とコメントした。
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