Jリーグが「声出し声援」段階的導入の7月分運営検証試合を発表! J1味の素スタジアムや日産スタジアムも対象に

味の素スタジアムでルールを守って応援するサポーター

　Jリーグは31日、公式試合で制限されていた声出し応援の制限解除について、7月分の対象試合を発表。7月2日午後2時のJ2第24節ブラウブリッツ秋田対レノファ山口FC(ソユースタジアム)、同2日午後6時のJ2第24節水戸ホーリーホック対横浜FC(ケーズデンキスタジアム水戸)、同2日午後7時のJ2第24節モンテディオ山形対栃木SC(NDソフトスタジアム山形)、同6日午後7時のJ1第20節鹿島アントラーズ対セレッソ大阪(県立カシマサッカースタジアム)、同6日午後7時のJ1第20節FC東京対北海道コンサドーレ札幌(味の素スタジアム)、同6日午後7時のJ1第20節横浜F・マリノス対サンフレッチェ広島(日産スタジアム)となった。


「声出し応援エリア」「声出し応援席」の段階的導入はすでに6月からスタート予定。6月11日にカシマスタジアムで行われるルヴァン杯プレーオフステージの鹿島アントラーズ対アビスパ福岡と、同12日に味の素スタジアムで行われるJ2第21節東京ヴェルディ対いわてグルージャ盛岡で運営検証を行う。

　今回、新たに7月開催分が決定となった。Jリーグは「段階的導入にあたっては、政府の基本的対処方針に基づき6月上旬～7月にかけて数試合で運営検証を行い、その後、希望するすべてのクラブがガイドラインに基づき声出し応援エリアを導入できるよう進めてまいります」とコメントする。

　また、「新たに追加する下記の対象試合では、声出し応援エリアをより拡大しても感染対策と両立した運営ができるかを確認するとともに、実際に利用されたお客様の声も伺いながら、今後、より多くのクラブが声出し応援エリアを設置できるよう、具体的なガイドラインの整備を行ってまいります」と“声出し”への前向きな姿勢を見せた。

　また、今回の選定理由には「データ取得を優先し、過去にコロナ関連の調査実績のあるスタジアムを中心に調査設計可能なスタジアムを候補会場とした上で、主管クラブのチケット販売状況や自治体との調整状況、クラブの意向などに鑑み決定」と伝えている。

　声出しに関する詳細は前回発表時から変更なし。対象試合では観戦席の一角を座席間隔を広く保った「声出し応援可能エリア」として指定。指定エリア内の座席(声出し応援席)を購入された来場者に限り、不織布マスク着用のうえで声を出して応援できる。声出し応援エリアでは当面の間、食事・飲酒は禁止(ソフトドリンクは可)され、対象座席以外では声出しは引き続き禁止される。