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苦戦も、力抜けた終盤に”らしさ”取り戻す。全国8強以上掲げる佐賀東が70+2分の決勝点で佐賀制覇

ゲキサカ / 2022年7月2日 14時32分

佐賀東高が苦しみながらも2連覇を達成

[6.2 インターハイ佐賀県予選決勝 佐賀学園高 0-1 佐賀東高]

 硬さ取れずに苦戦も、佐賀東が終了間際の1点で全国へ――。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技佐賀県予選決勝が2日に行われ、佐賀東高が佐賀学園高に1-0で勝利。2大会連続16回目のインターハイ出場を決めた。

 昨年度選手権16強の名門校にとっては、非常に苦しい戦いだった。シュート数は7―14。後半半ばまで硬さが取れず、佐賀学園の良さを引き出す形になってしまっていた。それでも、終盤に掛けて内容を向上させ、相手を見て攻撃。アディショナルタイムにMF宮崎飛羽(3年)が決勝点を決め、全国切符を勝ち取った。

 佐賀東は注目エースのFW小嶋悠央(3年)が、長期離脱中。4-4-2システムのGKは松雪翔吾主将(3年)で、右SB岡功輝(3年)、CB石橋拓磨(3年)、U-17高校選抜CB宝納拓斗(3年)、左SB江頭瀬南(1年)、ダブルボランチが江口恭平(2年)と大島弘賀(1年)、右SH宮崎、左SH右近歩武(2年)、2トップは松本天地(3年)と宮川昇太(2年)がコンビを組んだ。

 一方、今年の新人戦王者で15年以来のインターハイ出場を狙う佐賀学園は、GKが野田真斗(3年)で、原崎滉太(3年)、白石琉稀主将(3年)、永尾至穏(3年)の3バック。ダブルボランチが平尾優稀(3年)と溝上要(3年)、右WB彌永凌汰(3年)、左WB鮎川璃空(3年)、そして頂点の位置でトップ下のように振る舞う山口凌弥(3年)を中心に、右に松崎遥春(3年)、左に中島啓輔(3年)が前線に構えた。

 序盤、佐賀東は余裕ある動きを見せる宝納やキープ力高い江口、松本を起点としたビルドアップでボールを前進させ、宮川の迫力十分の動きや左の右近のドリブル、江頭の精度の高い左足キックも活用しながらゴールを目指す。だが、よりゴール前のシーンを作り出していたのは佐賀学園の方だった。

 13分、左から中へ持ち込んだ山口がキックフェイントでマークを外してから、右足一閃。コースを突いた一撃は佐賀東GK松雪のファインセーブに阻まれたが、その後も平尾が柔らかいドリブルからシュートへ持ち込み、山口のスルーパスなどで抜け出した松崎が立て続けに好機を迎える。

 佐賀東は大島や宮崎が技巧を発揮していたが、佐賀学園が攻勢を続ける。山口や溝上が緩急で相手の足を止めてチャンスメーク。寄せの甘い相手を振り切り、シュートやラストパスの本数を増やしていく。そして、大家裕司監督が「後半、東高校の裏の対応にズレがあったので結構そこを狙っていました」と説明したように、佐賀学園は後半も相手DFラインのギャップを突く攻撃で決定機を作り出した。

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