対面はネイマール?ビニシウス? ブラジル戦へDF山根視来「自分の力を全部ぶつけるだけ」
ゲキサカ / 2022年6月3日 16時20分
日本代表のDF山根視来(川崎F)がキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦(○4-1)から一夜明けた3日、報道陣のオンライン取材に応じ、中3日で迎えるブラジル戦(6日・国立)に向けて意気込みを語った。国内組からのカタールW杯選出に向けて「世界レベルというものを体感できるいい機会」。本大会まであと半年、数少ないアピールチャンスを一つ一つ活かしていく構えだ。
日本代表は今年3月の活動に続いて負傷中のDF酒井宏樹(浦和)を招集できず、右サイドバックは6月シリーズも山根がファーストチョイス。パラグアイ戦でも90分間フル出場を果たした。前半はMF堂安律(PSV)、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)の右サイドユニットが攻撃を牽引する中、後方から2人を活かす工夫に尽力した。
「律と元気くんと近い距離感でプレーすることが多かった。前日練習から相手フォーメーションの穴というか、ここで起点ができるよねということで、3人で連係しながらできていた」。そうした分析があったことで「昨日の試合はクリアな状態でプレーできていた」と山根。とくに堂安の長所を活かすべく、「ゴールに向かっていくのが特長の選手なので、インナーラップするなりして、相手の目線を縦に意識させることで、彼がカットインする機会が多くなる」というポジション取りを心がけていたようだ。
また後半は途中出場のMF久保建英(マジョルカ)とも前後でタッグを組み、堂安と同様の持ち味を出させようと取り組んでいた。だが、相手の勢いが落ちていた中で久保は存在感を発揮できず。山根は「相手の陣地に入った時に高い位置を取ってもよかったかなと思った」と反省も語った。
さらに攻撃では前半41分に自らのパスを起点とした攻撃から放ったシュートがGKの正面を突き、後半25分には堂安のPKがセーブされたこぼれ球に対して詰めるも、シュートは大きく枠外へ。「結果を残したいといつも思っている。2回チャンスがあったが、力んでしまってゴール前で入れられなかったのが自分の課題」と決め切るところへのこだわりは忘れなかった。
とはいえ、チャンスに絡んだ部分は評価できるところ。「トライする回数が昨日は多かったので個人的にはよかった」と手応えも述べつつ、「僕は国際経験があまりないので、こうした代表活動で南米のチームとやるのは初めてだったし、出た時にできるというところを見せないといけない立場。これからも続けていきたい」と次につなげる構えだ。
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