上手さに加えて身につけたタフさ。神戸弘陵が3試合連続の延長戦を制して兵庫決勝へ
ゲキサカ / 2022年6月4日 7時30分
[6.3 インターハイ兵庫県予選準決勝 神戸弘陵高 2-0(延長)神戸星城高 アスパ五色メインG]
令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技兵庫県予選準決勝が3日に行われた。神戸弘陵高と神戸星城高との一戦は、延長戦に2得点を挙げた神戸弘陵が2-0で勝利。神戸弘陵は5日の決勝で三田学園高と戦う。
神戸弘陵は3試合連続の延長戦。70分間で勝利することはできなかったが、後半勝負でギアを上げ、「代わった選手が今年は活躍してくれるので延長戦になれば分があるかなと」(谷純一監督)という延長戦で好チーム・神戸星城を振り切った。
3大会ぶり4度目の優勝を狙う神戸弘陵は4-2-3-1システム。GKが小野兼輝(3年)で右SB木下颯(3年)、CB木津周馬(3年)、CB岡未來(2年)、左SB大橋聖音(3年)、ダブルボランチが吉川海(3年)と谷倫太朗(3年)、右SH村井陸斗主将(3年)、左SH酒井春輝(3年)、前線はシャドー気味に構える中地奎人(3年)と馬場悠平(2年)がコンビを組んだ。
一方、近年台頭中の神戸星城はプリンスリーグ関西1部の報徳学園高や選手権予選準優勝の相生学院高などを破って4強入り。4-1-4-1システムのGKは{宇治大輝}}(2年)、右SB大西陸人(3年)、CB野本健太(3年)、CB数元翔葵(2年)、左SB壷阪拓矢(3年)、アンカーの位置に宮本真都(3年)、インサイドに菊川昂成(3年)と岡田大樹主将(3年)、右SH安原修哉(3年)、左SH福井颯太(2年)、そして最前線に西田光貴(3年)が構えた。
序盤はともに一つ一つの守備、攻撃のところからキチキチとスタート。互いにバランスを崩さず、ジャブを打ち合うような展開だった。その中で神戸弘陵は、谷監督の息子であるMF谷の強烈なシュートや、突破口になっていた酒井の仕掛けで相手ゴールへ。ポゼッションから相手の背後を狙った攻撃も見せる。
一方の神戸星城は飲水頃からボール保持の時間を増やす。この日中盤で存在感ある動きを見せていた宮本やDFラインから左右へボールを動かして相手に揺さぶりを掛け、侵入を試みる。30分にはサイドチェンジから右の大西が後方へ落とし、ギャップへ潜り込んだ岡田が左足を振り抜いた。
後半立ち上がりは神戸星城にビッグチャンス。スピード、また味方との連係を活かしてグイグイと攻め上がる大西が3分、4分に連続で右クロスを上げ切る。そして、西田の右足ダイレクトボレー、菊川のヘッドが神戸弘陵ゴールを襲った。
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