31歳でなお進化する原口元気「遠回りしたけど、やっと手応えをつかんできた」
ゲキサカ / 2022年6月4日 12時45分
2日のパラグアイ戦(○4-1)でインサイドハーフとして2アシストを記録した日本代表MF原口元気(ウニオン・ベルリン)が「いい試合ができたなと思う」と改めて試合を振り返った。
「ようやくという表現がピッタリというか、ポジションであったり、周りの選手であったり、いろんな環境が整って、あとはパフォーマンスを出すだけだった。いろいろなものが噛み合って、今日はいいものが出せるだろうなと思ったし、ウニオンでやっているようなことが出せた」
MF遠藤航をアンカーに置き、原口とMF鎌田大地がインサイドハーフを務めたパラグアイ戦。原口が2アシスト、鎌田が1ゴールと、そろって得点に直結する活躍を見せた。「僕らはボランチの選手ではないし、2人とも攻撃で違いを出すことにフォーカスしていた。それがパラグアイ戦で結果として出たのかなと思う」。
インサイドハーフでレギュラー格のMF守田英正、MF田中碧との違い。「守田とか(田中)碧はビルドアップでうまくさばける」。中盤でパスを引っかけるシーンもあり、ビルドアップの課題は認めつつも、「でもそれは当たり前で、僕らはアタッキングサード、攻撃の部分に特化している。どの位置で長くプレーしているかだと思う」と指摘。同じポジションでもプレースタイルが異なれば、チームとしても新たなオプションになる。
後半はDF吉田麻也に代わってキャプテンマークを巻いた。前回のロシアW杯では決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で先制点を決めるなど主力を担った31歳は、ピッチ内はもちろん、ピッチ外でもチームを引っ張る役割が期待される。
ただ、本人は自身の立ち位置について「変わっているとは思ってない」という。「ピッチで、自分のプレーで勝利をつかめるようにしたいと思っているだけ。チームを引っ張るとか、まとめるとかはあまり意識してない。自分のパフォーマンスにフォーカスしているし、そこは4年前と変わっていない」。ロシアW杯以降、サイドハーフからインサイドハーフへとポジションが変わり、森保ジャパンでも定位置を奪う立場に変わったことも影響しているだろう。
「前回大会で負けたときに4年後のことは考えていたし、あそこで勝ち切れなかった部分をこの4年間でどう埋めていけるかがポイントだと思っていた。2部で2年間プレーしたり、思いどおりではなかったけど、W杯を半年後に控えた今、遠回りしたけど、成長して、手応えがある。そこへのリベンジというか、歴史をつくることにやっと手応えをつかんできた。残り半年でそれをもっと確固たるものにできるようにやっていきたい」
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