1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

ドリブル軍団・聖和学園が攻撃力の高さ見せ、東北新人準優勝の東北学院に完勝。2大会ぶりの全国へ!:宮城

ゲキサカ / 2022年6月7日 11時39分

 聖和学園はプリンスリーグ東北6試合で12得点の高い得点力を見せつけた。「雨がどっちに転ぶかと思っていましたが、ボールが走ったのが良かったです」と加見成司監督は降りしきる雨でスリッピーなピッチが、ドリブルの得意でボールを保持できるチームにとっては好都合だったと語る。「新人戦の時は3番手の実力でしたが、新人戦の1番(東北学院)、2番(仙台育英)に勝てて結果も出て良かったです」と3位に終わった新人大会からの成長を喜んだ。

 加見監督は「例年よりはうまさの無いチームですが、よく走ったと思います」とチームワークが良く、スピードと豊富な活動量を誇る今年の代を讃えた。先制点を挙げた雫は「聖和は足下の技術や個人技もありますが、今年は全員違う色があります」とこれまでの代との攻撃の違いについて語った。ロングフィードからの攻撃や、両サイドの石澤、近藤のスピードを生かした攻撃など、バリエーションに富んだ攻撃が魅力の一つ。雫やMF神田翔和(3年)のプレースキックも攻撃の武器の一つだ。ドリブルにプラスアルファした多彩な攻撃で全国での躍進を目指す。

 一方の東北学院だったが、東北高校新人の時のようなはつらつとした勢いがこの日は影を潜め、前半から防戦一方の戦いを強いられてしまった。橋本俊一監督は「前半構えすぎてしまいました。良い形でボールを持たれると前に行けない、と選手は話していました。決して自陣に引き込もうとしたわけではありません」とブロックをつくって守り続けたのが意図したものではなかったと語る。1失点後ようやく前へ攻撃に出たが「本来立ち上がりから行きたかったのですが…」と橋本監督は悔やんだ。

 東北学院は進学校のため、例年インターハイ予選を終えると、受験に専念する選手が出てくるが、今年はタレント揃いの年。このままでは終われない。「何とか受験に専念したいメンバーも思いとどまって、選手権まで続けてやって欲しいです。このメンバーで何とかやりたいです」と選手権まで今の主力選手たちとやっていきたいと語る橋本監督。不完全燃焼に終わったこの試合を受け、選手権に向けてどう巻き返すか注目だ。
 
(取材・文 小林健志)●【特設】高校総体2022

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください