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カタールW杯へ前向くMF鎌田大地「ブラジルはドイツ、スペインに比べてワンランク上」

ゲキサカ / 2022年6月8日 13時7分

日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)

 日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)が8日、報道陣のオンライン取材に応じ、キリンチャレンジカップ・ブラジル戦(●0-1)を振り返った。自身のパフォーマンスについては「特別何かできている感じはしないけど、フランクフルトでプレーしているいつもどおりのプレーはできている」と述べつつ、チームの戦い方についても課題と収穫を語った。

 ブラジル戦でベンチスタートだった鎌田は後半ハーフタイム明けからインサイドハーフの一角で出場。途中からはシステム変更に伴ってトップ下のポジションに移り、45分間にわたってプレーした。相手選手に寄せられながらも軽やかなボールタッチでかわすなど、ドイツでのプレー経験を活かして高い強度の中でボール保持を安定させる役目を果たした。その一方、ゴールにつなげるような決定的な働きはできなかった。

 ブラジル戦では強力な攻撃陣を相手に、低い位置で守備ブロックを組む時間も長かった日本。それでも鎌田は「W杯のような大きい大会ではどの国にとっても、自分たちにとっても、先に失点してしまうと相手にアドバンテージを与えてしまう」とローリスクの戦い方には理解を示した。一方、課題と感じたのは「守備はゼロで頑張って耐えていたけど、攻撃にうまく切り替えられなかった」という守備から攻撃へのトランジションだった。

「重心が下がる部分は問題ないけど、取ってからファーストボールをミスしたり、なかなかいいボールを奪い方ができずにいた場面が結構あると思う。僕自身はヨーロッパリーグでバルセロナと試合をした時、ボール支配率は相手が70数%で、僕らは20数%だったけど、シュートは自分たちのほうが多い試合をしている。ブロックを後ろで組むのは悪くないけど、ボールをうまく取ることがすごく大事」

 もっとも、前半に何度かハイプレッシャーをかわされたことが象徴的だが、奪いに行くためのトライは行っていた。

「やり方に関しては監督がどうしたいかが一番大事。でもあの試合に関しては前から行こうという戦術をしていたし、最初は前から行っていた。ただブラジル相手でずっと続くわけではないし、そこでボールを支配されると重心は後ろに下がる。トライはしようとしていたけど時間、45分間それができるわけではない。ずっとやっていても世界レベルの個がある選手がいるので、リスクを負い続けたら間違いなく失点する」

 その上で鎌田は「前から行ける時は行けばいいし、どうしても相手が上だとそれも無理になる時間があるので、どれだけ割り切ってブロックを組んでショートカウンターができるかが大事になる」と指摘。「僕たちが後ろに引いた時、ブラジルは日本のことを崩せていなかった。ブラジルがチャンスになっていたのは奪ってからのショートカウンター。奪ってからがチャンスになる。現代サッカーはそういう風潮になっている。ボール保持できる時はうまく保持するし、上のチームとやるときはそれで崩せたら一番だけど、良い守備で良い奪い方をしてからのショートカウンター。取ってからどれだけ速く相手ゴールに向かえるかが大事になる」とも語った。

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