[MOM3900]玉野光南DF安田右京(3年)_決勝へと導くピンポイントクロス…劣勢の中、仲間を鼓舞し続けた主将
ゲキサカ / 2022年6月11日 21時41分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.11 インターハイ岡山県予選準決勝 玉野光南高 2-1(延長) 就実高 岡山県笠岡陸上競技場]
延長後半アディショナルタイム、相手のロングスローをはね返して試合終了のホイッスルが鳴ると、玉野光南高DF安田右京(3年)は大声を上げてピッチにひざまずいた。劣勢の展開をしのいでインターハイ出場に王手をかけ、キャプテンは「最初はみんな動きが硬くて、危ないシーンもありましたが、苦しいときに応援団や、みんなが声を掛けてくれたおかげで勝てた」とチーム一丸の勝利を喜んだ。
CBの一角で常に声を出し、相手の攻撃に対してアラートの状況を保ち続けた。前半15分に先制され、前半のうちに追い付いた後も1点を争う攻防が続いたが、「キャプテンとしてみんなを鼓舞しなければいけない。たくさん声を出しました」と振り返るプレーでチームを盛り上げた。
守備の要は、攻撃でも貢献する。1-1で迎えた延長後半5分、右サイドでボールを拾うと、中央に高速クロス。FW鈴木大空(1年)の決勝弾をアシストしたが、実は「中央は見えていなかった」という。「大空が『中!』と呼んだのが聞こえました。クロスを入れたら誰かが決めてくれる、という感じで、思い切って蹴っただけ」と照れ笑いを浮かべたものの、決勝進出に導くピンポイントクロスであったことに変わりはない。
入学後、昨年度まで玉野光南はインターハイ予選と選手権予選で決勝に勝ち進んだことがなく、12日の岡山学芸館高との決勝は自身初の舞台でもある。安田は「学芸館が強いのは分かっています。チャレンジャー精神、この盛り上がった勢いで、全員で戦うことができれば優勝できる」ときっぱり。決勝でも声を出し、体を張って全国切符をつかみ取ってみせる。
(取材・文 石倉利英)●【特設】高校総体2022
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