初招集の静学MF寺裏剣、U-18代表候補で「絶対に試したかった」武器
ゲキサカ / 2022年6月23日 23時5分
[6.22 練習試合U-18日本代表候補 1-0 韓国大学選抜 高円宮記念JFA夢フィールド]
「自分の良さであるドリブルが通用するかだけは、絶対に試したかった」。U-18日本代表候補の左SHとして先発したMF寺裏剣(静岡学園高)は、年代別日本代表候補初招集。臆することなく、立ち上がりから得意のドリブル突破にチャレンジしていた。
1分、セカンドボールの攻防を制し、中へ切れ込んでから右足シュート。その後も左タッチライン際でボールを受けると縦への仕掛けにトライしていく。細かなタッチから狭いスペースを抜け出してクロス。前へ出られた韓国大学選抜DFが、たまらずファウルするシーンもあった。
合宿参加前に静岡学園の川口修監督から求められていたという守備でも健闘した。ただし、今回の合宿で初めて一緒にプレーした選手ばかり。コンビネーションで打開することはできず、強引なドリブルをDF2人がかりで止められる場面もあった。静学の技で相手に嫌がられていたが、思うように攻略するまでは至らず。それでも、本人にとっては非常に前向きな経験ができたようだ。
「ドリブルの面でもまだまだだと思いましたし、特に守備の部分ではチームの日頃の練習でもスイッチを入れてやっていけるように、自分で考えて取り組んでいくために良い刺激をもらえました」
今季のプレミアリーグWESTでは、SHのポジションながら8戦5得点と量産。JクラブユースのDFをドリブルで剥がし、ゴールをもぎ取ってきた。その活躍を認められて「びっくりの方が強い」という初の年代別代表候補選出。そこで「どうしても試したかった」ドリブルでトレーニングからチャレンジしてきたが、もっともっとレベルアップする必要性を学ぶことができた。
「(韓国戦では)ドリブルあまり取られたりしなかったんですけれども、抜き切ることができなかったんで、自分で抜き切ってシュートを決めることも、クロスも良い精度のクロスを上げられなかったので、自分でチームに戻ってプレミアリーグで活躍できるように頑張りたい」と力を込めた。
静岡学園はプレミアリーグWESTで優勝争いを演じているが。インターハイ静岡県予選でまさかの敗退。寺裏自身も守ってきた相手を破る力が不足していることを痛感していた。今回、高いレベルでプレーした経験を糧によりm意識高く上を目指すこと。課題に感じたメンタル面を改善し、武器をより磨いて代表チームに戻ってくる。
(取材・文 吉田太郎)
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