[MOM3929]昌平MF佐藤海空斗(3年)_異質の強度持つボランチ。「継続」して上へ
ゲキサカ / 2022年6月26日 8時25分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.25 高円宮杯プリンスリーグ関東1部7節 昌平高 3-2浦和ユース 昌平高G]
昌平高(埼玉)の強力ボランチが、強豪対決で印象的な働きを見せた。MF佐藤海空斗(3年=FC LAVIDA出身)は、技巧派揃うチームの中では異質の強度の持ち主。「レッズみたいに繋いできてくれると狙いやすいので。ボランチも守備しやすいので良かった」というMFは、ピンチになりかけたシーンで幾度も現れてボールを奪い取っていた。
シーズン開幕時の登録は174cm、78kgでかなりの筋肉質。高校時代に柔道の東京王者になっているという父を持つ佐藤は、「向かってきてくれる部分には得意なんですよ。強みなんで、それが出せたのは個人として良かったです」と微笑む。
藤島崇之監督も驚く圧巻のグリップ力。その強靭な足腰で、肉体で、ボールの奪い合いではほぼ勝ち切ってしまう。この日は読みの部分も冴え渡り、再三のセカンドボール回収や狙いすましたインターセプトで存在感。レシーバーとしても落ち着いたボールコントロールと1タッチパスを見せていた。
終盤、相手の反撃を断ち切る中心になっていた佐藤を藤島監督も高く評価。「海空斗が攻守に利いていました。まだまだ粗いところもありますが、彼はあそこ(中盤中央)で強さが利くという部分がある」。昨年、Jクラブへ練習参加した際に、Jリーガーたちを上回るようなフィジカル能力を発揮していたというMFは、この日のようなパフォーマンスの継続が期待される。
本人は「今日みたいにタイトなゲームでも、当たり前のことを当たり前にやるというか、継続してやれれば。上に行くためにはミドルシュート。今日みたいに来てくれればいいけれど、固められちゃうと前もなかなかプレーしづらい中で、俺や(ダブルボランチを組む)土谷(飛雅)がミドルシュートを決められば」と自身に求めた。
FC LAVIDA時代はドリブルを磨き、前へ前へのプレースタイル。昌平へ進学して守備力、バランス力が向上し、ドリブル、パスの使い分けもできるようになった。目標は先輩たちに続くプロだが、謙虚なボランチは「自分もそうなりたいです。でも、今のままじゃダメ」。相手が強くなれば強くなるほど、目立つ印象の強力ボランチ。継続することをテーマに挙げた佐藤が、勝利と活躍を続けて目標に近づく。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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