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[MOM3936]奈良育英GK瀧川笑玄(2年)_指揮官絶賛。初先発の155cmGKが日常を発揮し、J内定擁する東山封じ

ゲキサカ / 2022年7月10日 9時17分

奈良育英高は初先発の155cmGK瀧川笑玄が好守を連発

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.9 高円宮杯プリンスリーグ関西2部第1節 東山高 1-1 奈良育英高 東山高G]

 奈良育英高の梶村卓監督は試合後、迷うことなくマン・オブ・ザ・マッチを決めたという。「チームの陰の仕事とか雑用的なこともしっかりやっているので、今日こういうゲームができたんだと思いますね。この場で、この相手で、あれが発揮できるというのは普段からああいう取り組みをしていないとできないと思います」。この日が初先発のGK瀧川笑玄(2年=奈良YMCA出身)は身長155cm。フィールドプレーヤーを含め、110人ほどの部員で最も小柄なGKがインターハイ有力校の一つ、東山高(京都)相手に好守を連発した。

 立ち上がりは相手のプレースピードの速さや力強さ、シュートの速さと巧さに戸惑った部分もあったという。東山は3連続のロングスローやCK、クロスで再三ゴール前にボールを入れてくる。懸命に、勇気を持って前へ出てパンチした瀧川だが、全てに触れられた訳では無い。だが、チームメートのサポートも受けながら立ち上がりを無失点で切り抜けると、「今日は落ち着いてできていたと思います」という守護神がコースを突いてきたシュートを1本、2本と弾き出して見せる。

「シュートストップのところは日頃からトレーニングしていますし、自分、見ての通り小さいですけれども自信を持ってやれたと思います」。後半にはDFに当たってコースの変わったシュートや至近距離からのシュートもあったが、反応してストップ。瀧川は特に1対1の守備で強さを見せた。

「シュートを打たれる前に相手を潰し切るということ、言葉は汚いですけれども潰し切るというところをGKコーチとも話し合って、自分はそういうところをやっていかないといけないと思っていて、打たれる前に潰しきるというところは意識していました」。前後半ともに相手選手と1対1になったシーンがあったが、相手の顔が下がった瞬間一気にアタック。打たれる前に足元へ飛び込み、またループシュートを叩いて止めるようなシーンもあった。

 この日奈良育英は彼のコーチングの成果もあってか、セカンドボールの攻防で健闘し、シュートブロックの本数も多かった。終了6分前に追いつかれ、さらにピンチが続いたが、瀧川の好セーブによって1-1ドロー。梶村監督は「ずっとサブGKに入れていたのでゲーム感が無い中で、彼のコーチングとセービングがなかったら今日のゲームはなかったと思いますね」と絶賛していた。

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