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[MOM3937]大宮U18FW高橋輝(3年)_止まらないスピードスターの輝き。オレンジの閃光が首位の連勝を止めるゴラッソ!

ゲキサカ / 2022年7月11日 12時3分

 マーカーに身体をぶつけられても、体幹はブレない。あっという間にトップスピードに到達し、GKとの1対1も今度は左スミのゴールネットへ豪快にボールを突き刺してみせる。「いつもシュートは焦ることも多いんですけど、あの時は良い感じにスピードに乗っていて、瞬間的に枠には絶対入れるイメージだけ持ちました。決めたいという気持ちが強かったので、決められて良かったです」。

 そのスペシャルな一撃には、森田監督も舌を巻く。「前を向いて仕掛けて、あそこまで行き切れるというのは凄いなと思いますし、それを90分続けられますし、抜けていったところで、そこにプラスして決め切るというところが、やっぱり彼の素晴らしいところかなと今日改めて感じました。レイソル戦でも似たような形がありましたけど、やっぱり前を向いた時の彼のパワーは凄いですね」。

 指揮官が言及した第9節の柏レイソルU-18戦では、終了間際の後半45+4分にやはり単騎で抜け出し、豪快な決勝弾を叩き込んでいる。本人も「レイソル戦が甦ってきたような感じでしたね」と振り返ったようなゴラッソだったが、実はリーグ戦ではここ5試合で4ゴールと、一気にその得点感覚が解き放たれつつある。

「最近は試合前にいつも『決められるな』という感覚は自分の中で常に持っていて、ドリブルからシュートしたりするチャンスは最低でも1試合に1回はありますし、さらにドリブルシュートが一番気持ち良いので、そこを仕留めるイメージでやっています。最近は凄くゴールへの感覚が戻ってきている気がしていますけど、まだ1試合の複数得点は獲ったことがないので、そこは次への課題かなと思います」。序盤戦はなかなかゴールが生まれず、悩んでいたのが噓のような“ケチャップ”ぶり。いよいよ『とにかく速い選手』から、『とにかく怖い選手』のステップを登り始めている。

 今月末に開幕するクラブユース選手権への意気込みを問うと、力強い答えが返ってきた。「クラブユースの得点王は目標にしているんですけど、やっぱりチームが勝利することが一番です。アルディージャのアカデミーの歴史を変えるという想いは、高1の時からずっとずっと持っているものなので、そこを一番の目標として、その中で自分の結果が付いてくればいいかなと思っているので、チームの勝利に貢献したいと思います」。

 輝きをより放ちつつあるオレンジの閃光。もはやドリブルだけを警戒すればいいわけではない。高橋が相手に与える脅威は、日に日にその鋭さを、強烈に増している。

(取材・文 土屋雅史)▼関連リンク
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