【単独インタビュー】“新潟の至宝”がベルギー名門へ!! 164cm本間至恩の挑戦「同じような体格の選手に希望を与えないといけない」
ゲキサカ / 2022年7月17日 12時5分
——本間選手を初めて見たのが中学生の頃でした。当時は身体も小さかったと記憶しているのですが、どうやって自身の強みを磨いてきたのでしょうか。
「小さい頃からドリブルしかやってこなかったですね。そういった武器というのは海外に行っても、日本のリーグで活躍するためにも絶対に必要で、自分の武器はドリブルだと思ってずっとやっていて、どの相手に対しても積極的に仕掛けていましたし、その積み重ねが今の自分のプレースタイルに続いているんじゃないかなと思います」
中学2年で10番を背負った
——フィジカル面での迷いなどはありましたか。
「今もちっちゃいですけど、ちっちゃいことを言い訳にしていたらサッカーをやっている意味はないですし、自分と同じような身体の選手はたくさんいるわけで、その選手たちにいろんな希望を与えないといけないです。どんな体格でも、やっぱり自分が持っているサッカーのスタイルを磨けば活躍できるんだよっていうのを見せていかないといけないので、だから身体の大きさは言い訳にはできないなと思います」
——育成年代のドリブラーに目標の選手を聞くと、本間選手の名前を挙げる選手が多くいます。やはりお手本になりたいという思いはありますか。
「やっぱり特長がある選手じゃないと、そういう選手になりたいというのはなかなか言ってもらえないですし、小さい子たちから言ってもらえるのはすごく嬉しいことだなと思います。自分もプレミアリーグに行った三笘薫選手のことを同じドリブラーとして本当にすごいと思いますし、いろんな努力をしているんだなということを思うので、ああいった絶対的な選手になれるように自分も努力していかないといけないなと思います」
高校時代も10番<
——ヨーロッパの基準を考え、努力してきたことはありますか。
「やっぱり自分は体格が小さいので、足元の技術はもちろんそうですけど、判断力っていうところで、どこでボールを放すのか、どれくらいボールを持っていいのかというのはこだわってやってきました。考えてやらないと削られますし、身体で当たられたら負けてしまうので。もちろん、もっと筋トレをしたりして身体を大きくしていかないといけない部分もありますけど、やっぱり自分の特長を考えたときには、足元の技術と判断力というところは常に小さい頃から意識してやってきました」
——将来を見据えて、もっとこういう選手になりたいというビジョンはありますか。
「やっぱりドリブルというところは自分の武器なので、これからも出していければいいなと思います。ただプロ生活が始まって、やっぱり結果を出さないとこの世界で生きていけないんだなというのは一番感じました。得点、アシストという部分でどれだけ残せるか。結局、90分間プレーが悪くても、最後の1分で点を取ればヒーローなので、その勝負強さがある選手、試合に勝たせられる選手になっていければいいなというふうに思います」
2020年、敵地町田戦での劇的な同点ボレーシュート
——ちなみに日本代表は意識していますか。
「やっぱり日本代表というところは誰もが夢見るところであって、入りたいと思いますし、やっぱりそこに行けるかもしれないという可能性があるので目標にして頑張りたいです。ただそれを達成するには、本当に自分のいるチームでまず試合に出ないといけないですし、そこで結果を残さないといけないので。まずは大変な環境になると思いますけど、早く慣れて、チームで試合に出られるように、そして結果を出せるように頑張っていければと思います」
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