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メッシに立ち向かった川崎F橘田健人「世界のレベルはすごい」、目の当たりにした圧倒的な個の力

ゲキサカ / 2022年7月21日 3時22分

FWリオネル・メッシに立ち向かうMF橘田健人

[7.20 親善試合 川崎F 1-2 パリSG 国立]

 川崎フロンターレはパリSGに1-2で敗戦。数字では1点差に終わったが、選手たちはそれ以上の実力差を感じていた。MF橘田健人は「1-2だったんですけど、力の差はすごく感じました」と振り返った。

 3-4-3の布陣を敷いたパリSG。前線3枚はFWキリアン・ムバッペとFWネイマールが2トップ気味に並び、FWリオネル・メッシはトップ下の位置でプレー。メッシは中盤でボールを持つと、前方に体を向け、ムバッペとネイマールの突破を見計らって巧みなパス。得点も決めたが、この試合ではよりゲームメイクが際立っていた。

 そのメッシと相まみえたのは、Jリーグ屈指のアンカーとして名を馳せる橘田。持ち味を発揮するべく、鋭い当たりを見せた場面もあった。しかし、要所でメッシが突破力を発揮。「個人としても、メッシがボールを持ったら1対1を対戦してみたいなと思っていた。思いっきり取りに行こうと意識していたんですけど、それを上手くかわされた」。

 メッシのプレーでフラッシュバックした選手がいるという。ヴィッセル神戸でプレーするMFアンドレス・イニエスタだ。「イニエスタ選手とやったときもそうだった。明らかに自分が(足を)出してから切り返したとわかった」。自身の動きを確認された上でかわされるという衝撃。「ずっと見られているという感覚がした。世界のレベルはすごいなと感じました」。自らの肌感覚でその凄みを体感できた。

 圧倒的な個の力を目の当たりにしたことは、橘田にとって大きな糧になったようだ。「一人ひとりの運ぶ能力が高いと感じた。自分も中盤というポジションで、少しでも運べれば前につけれますし、もっとフリーでいい状況で(味方に)持たせるためにも、運ぶプレーはこれからやっていく必要がある」。力の差を少しでも埋めるために。「もっと個人の力を上げていきたいと思いました」とさらなる成長を誓った。

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