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“10年越し”初先発の宮市亮、伊東純也に重ねた自身の姿「プレー集を参考にしていた」「彼との決定的な違いは…」

ゲキサカ / 2022年7月25日 0時46分

 その武器は初招集当時と変わらず、爆発的なスピード。その片鱗はこの日、初先発のピッチでもいかんなく発揮した。前半2分、右サイドの突破でカウンターの先陣を切り、最初のチャンスを導くと、前半の日本の攻撃はほとんど宮市のドリブルを起点に行われており、カタールW杯最終予選で大ブレイクを果たしたMF伊東純也(ゲンク)のような存在感を発揮していた。

 宮市によると、同学年にあたる伊東の存在はこの代表活動中も深く意識していたという。「ミーティングでも出てくるシーンが多かったし、自分もスピードが長所なので、伊東純也選手のプレー集を見たりして参考にしていた」。前半21分にMF脇坂泰斗(川崎F)に出したラストパス、同43分にMF橋本拳人(ウエスカ)に通したクロスなど、本家さながらのチャンスメークも担っていた。

 ところが、結果は伴わなかった。宮市は0-0のまま後半24分、MF満田誠(広島)との交代でベンチへ。その後もチームは攻撃の形を構築できず、反対サイドで途中出場したMF相馬勇紀(名古屋)の突破頼みのまま試合に幕を閉じた。試合後、宮市は「決定的な違いは彼は結果を出しているということ」と伊東との差を痛感。「彼は常にどの試合でも結果を出している。結果が出なかったので悔しいけど、切り替えて韓国戦にやっていきたい」となんとか前を向こうとしていた。

 もっとも宮市の自己評価とは裏腹に、森保一監督からは宮市の存在によるポジティブな側面も語られた。「宮市は基本的にワイドの位置から背後を取っていくことができる。そしてインサイドに小池やボランチ、トップ下が絡んでいくイメージは持っていた。右サイドの部分は機能していて、得点に至ってもおかしくないプレー、相手にダメージを与えるプレーができていた」。起用したポジションは普段横浜FMで結果を出している左ではなく右。代表の右ウイングは伊東がレギュラー争いを大きくリードしている中、イメージを重ねての起用だったとも推測できる。

 そうだとすれば、宮市に必要なのは伊東との決定的な違いである「結果」を残し続けることだ。「この悔しさからしっかり切り替えることが大事。準備期間も2日しかないなか、しっかり前を向いて、勝利すれば優勝は間違いない」。最終節の日韓戦へ、優勝の決意を示した宮市は「出た時には自分の良さを出していって、もし出なかったとしてもチームのためにというのを意識して頑張っていきたい」とひたむきにチャンスを待つつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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