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広島ルーキーMF満田誠、A代表デビュー戦で感じた課題「これからも選ばれ続けるために…」

ゲキサカ / 2022年7月27日 6時30分

 そうした真摯な洞察は、左右の役割分担への言及にも表れていた。「(監督から)明確に細かく役割を言われたわけではないけど、前半に森島選手も逆サイドのポジションをやっていたので、自分がインサイドハーフ気味に、サイドバックの選手を上がらせながら攻撃を組み立てて行ってほしいのかなという意図を汲み取りながらやっていた」。この日の前半は右にウインガーのFW宮市亮、左にプレーメーカーのMF森島司とタイプの違う両翼が並んでいた中、満田が出場した終盤は左サイドでウインガータイプのMF相馬勇紀がプレー。森島と共存した時間帯も含めると、前後半で何度も左右のポジション取りが変わっていた。

 短期決戦で複数の組み合わせが求められがちな代表チームでは、そうしたさまざまな選手との共存が必須能力。「代表チームにこれからも選ばれ続けるためにはもっと自分のプレーの幅、できるポジションを増やしていかないといけないと感じた」と振り返った満田はウイングでのプレーにも「伊東純也選手はアシストやゴールを残しているので不可能ではない」ときっぱり。「仕掛けることは相手の脅威になると思うので、仕掛けることを交えつつ、周りの選手とコンビネーションしながら中に侵入していければシュートを打つ回数も増える。そういった回数を増やしていきたい」とビジョンを語った。

 そんなさまざまな収穫を手に、最後に迎えるのは日韓戦。森保監督は香港戦メンバーを中心に臨むと明言しており、満田の起用は不透明だが、ひたむきに挑むつもりだ。「韓国のイメージは日本のライバルの国だなと思うし、すごくアグレッシブにきて、どの試合もバチバチな戦いになる。すごくレベルの高い戦いができるんじゃないかと思っている」。そう闘志を燃やした満田は「積極的に仕掛けて、シュートで終わって、それをゴールにつなげられたら」と代表初ゴールにも意欲を示した。

(取材・文 竹内達也)●EAFF E-1選手権2022特集ページ

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