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“国内組”森保Jが韓国を3-0撃破!! 4大会ぶり2度目のE-1制覇、V弾相馬&町野が得点王

ゲキサカ / 2022年7月28日 1時27分

 前半43分、日本は右サイドで寄せ切れなかったことで左サイドに展開され、数的不利の状況。それでも懸命に戻った岩田が迷いながらボールホルダーにアクションした結果、相手のパスが長くなり、失点につながりかねないピンチを免れた。そのまま前半は終了。スコアレスのまま勝負の行方は後半に委ねられることとなった。

 後半1分、日本は藤田が中盤でターンを繰り返して局面を打開し、岩田に縦パスをつけると、ワンタッチパスから西村がシュート。GKの手を弾く惜しいシーンとなった。すると同5分、日本が試合を動かした。小池が果敢なフリーランで右サイドを抜け出し、谷口からのロングフィードを受けると、右サイドでつないで局面を打開。小池のパスを受けた藤田がゴール前にクロスを送ると、ファーに飛び込んだ相馬が頭で合わせ、ゴール左上隅にねじ込んだ。

 相馬は香港戦での2得点に続いてA代表3ゴール目。持ち味の突破でも再三チャンスを演出しており、逆転でのカタールW杯行きに向けて猛アピールの大会となっている。なおも攻める日本は後半12分、右サイドで藤田がスイッチを入れ、右サイドを攻略すると、岩田が西村とのワンツーからフィニッシュ。しかし、ダイレクトシュートは左に外れた。

 日本は後半14分、水沼に代わってFW宮市亮(横浜FM)を投入。さらに攻撃の勢いを増すと、同17分にさらにリードを広げる。町野のシュートで獲得した左CK、これを相馬がゴール前に上げると、中央で合わせたのは佐々木。完璧なヘディングシュートでネットを揺らし、スコアを2-0とした。

 日本はなおも止まらない。後半27分、藤田のパスを受けた西村が絶妙な浮き球ワンタッチパスを最終ライン裏に送ると、これに反応した小池がゴール前にラストパス。飛び込んできた町野が落ち着いて押し込んだ。町野は大会前から目標としてきた大会3ゴールを“有言実行”。ベンチメンバーとともに出身地の三重県伊賀市にちなんだ忍者パフォーマンスで祝った。

 完勝モードとなった日本だが、後半31分に痛いアクシデント。右サイド深くで相手と競り合った宮市が右膝を痛めて転倒し、プレーを続行できなくなった。直後、数的不利の中で攻め込まれる中、MFソン・ミンギュのシュートは谷がスーパーセーブ。そこで宮市、西村に代わってMF森島司(広島)とMF脇坂泰斗(川崎F)が投入された。

 さらに日本は後半42分、藤田と相馬に代わってMF橋本拳人(ウエスカ)とMF満田誠(広島)を投入。出色のパフォーマンスを見せてピッチを後にした両選手にはスタンドから大きな拍手が送られた。試合はそのまま動かず、タイムアップ。日本は2戦目の中国戦こそスコアレスドローに終わったものの、9得点0失点の完封で4大会ぶり2度目の東アジア制覇を果たした。

(取材・文 竹内達也)
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