大津の大器、CB碇明日麻が強豪対決で存在感。質にこだわり、「2年生でもうプロを決めたい」
ゲキサカ / 2022年7月28日 23時13分
[7.28 インターハイ準々決勝 大津高 0-1 昌平高 JAアグリあなん陸]
目標の日本一には手が届かなかった。だが、大器が強豪対決で存在感のある動きを見せた。大津高の碇明日麻(2年)はMF登録だが、最終ラインに怪我人が出た影響もあって今季はプレミアリーグWESTの前半戦からCBとしてプレー。今大会も最終ラインの要として大津を支えた。
この日対戦した昌平には、U-17日本代表やU-17高校選抜候補でともにプレーした経験を持つ選手が多数。碇はオウンゴールによる0-1で敗れた試合について、「(失点シーンは)相手に触られたのではなく自分たちのミスでやられた1点だったので。最後らへんも惜しいシーンばかりで、あそこ決めきれれば勝てたと思うのでとても悔しいです」と振り返る。
身長187cmで跳躍のタイミングも良い碇は、自信を持っているヘディングの強さを見せつけ、抜け出そうとしてくる相手選手に対しても余裕の対応。「1失点以外はちゃんと打たれたシーンも、惜しいシーンもなかったので自信になりましたし、そこがあるからこそ悔しいです」。前評判の高い昌平攻撃陣を封じていただけに、自分たちのミスによる1点と、敗戦を残念がった。
ただし、レギュラーとして初めて臨む全国大会で活躍。この日はほとんど隙を見せず、CBとしての経験の浅さも感じさせないようなパフォーマンスだった。長身だが動きがしなやかで、左右どちらの足からでも局面を変えるような配球をすることができる。
碇は「プレミアでも経験を少し積んできてこの大会に臨んだので。さらに自信がつきました。(CBとして自信があるのは)ヘディングや両足のロングボールです。自分でも前に出られるようになってきたと思います」。毎年のようにスケール感大きな選手を輩出する大津の新たな才能。野心を抱く碇は今年、自身の評価を絶対的なものにする意気込みだ。
「自分、2年生でもうプロを決めたいので、質にこだわって今年結果を残して、来年注目されるようにしていきたいです」。この日1本あったヘディングシュートを決め切るなど、攻守ともに一つ一つのプレーにこだわって進化し、結果とインパクトを残すこと。そして、来春までにプロ入りを決める。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2022
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[NBチャンピオンシップU-16]“優勝世代より上手い”昌平、6年ぶりVへ7-0発進
ゲキサカ / 2024年9月14日 16時11分
-
[関東ROOKIE LEAGUE]BリーグベストDF賞:武南DF工藤蒼真「ちゃんと声出して身体を張れるんだぞ、っていうところをもっと見て欲しい」
ゲキサカ / 2024年9月14日 7時0分
-
インハイ初優勝が自信に。初代表のGK佐々木智太郎(昌平)がビッグセーブでU-17日本代表を救う
ゲキサカ / 2024年9月13日 14時17分
-
[関東ROOKIE LEAGUE]優秀選手:流通経済大柏FW海老原空「絶対勝たなきゃいけない試合で、もっと決めるということが課題」
ゲキサカ / 2024年9月11日 19時34分
-
1、2年時の悔しさも胸に。186cmの注目CB吉村太希は「また鹿実が全国の舞台に戻ってこれるように」
ゲキサカ / 2024年8月30日 15時44分
ランキング
-
1記録ずくめの大谷翔平が「タッチの差」で唯一逃した大記録 3発、6安打、10打点で「51―51」も
スポーツ報知 / 2024年9月20日 14時49分
-
2元大関・貴景勝が現役引退を発表 年寄・湊川を襲名 大関在位30場所 首など度重なるけがに泣く…21日に会見
スポーツ報知 / 2024年9月20日 18時29分
-
3大谷翔平「50-50」でも満場一致MVPは無理? MVP有力視も「僅差」予想...韓国メディア
J-CASTニュース / 2024年9月20日 14時59分
-
4「野球史上最高の日だ!」大谷翔平が「50-50」の歴史的偉業を達成するまでの軌跡
日刊SPA! / 2024年9月20日 15時48分
-
5《破局後に即ブロック》バレー女子日本代表監督・眞鍋政義氏、不倫相手に「チームの内部情報」を漏洩か「あいつはあれと付き合ってんねん」 本人は不倫を否定
NEWSポストセブン / 2024年9月20日 16時21分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください