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[MOM3965]前橋育英MF山田皓生(3年)_指揮官も認める「今日は皓生の日」。圧巻の2ゴールがチームを逆転勝利に導く!

ゲキサカ / 2022年7月29日 7時13分

「どっちも当たらなかったら入らなかったかもしれないので、そこはちょっとラッキーだったと思います」とは本人だが、「シュートを打たないと入らないので、皓生は今日はよくチャレンジしてくれたと思います」と指揮官も評価した積極性が生み出した2ゴール。山田が逆転勝利の主役を鮮やかにさらっていった。

 このゲームは、スタメン復帰戦だった。「1試合目の長崎総附戦で自分はあまり良いプレーができなくて、その次の聖和戦でベンチスタートだったので、凄く悔しい想いはあったんですけど、普段からベンチのメンバーが凄くサポートしてくれていて、自分も『しっかりやろう』と思ってサポートに回りました」。自分にできることを、全力でやる。チームのために。仲間のために。

 そして、準々決勝のスタメンリストには、再び山田の名前が書き込まれる。「ヒョロッとしているんですけど、ヘディングも強いんです。矢板中央さんはヘディングの強い選手が多いので、ホリ(堀川直人)よりも皓生で行こうと。そこはヘディングに期待しました」とその起用理由を明かした指揮官。結果的には“足”で2ゴールを決めたわけだが、それも含めて采配ズバリと言っていいだろう。

 大事な試合で“2点”決める男でもある。ホームで青森山田高と対峙したプレミアリーグの試合では、2点を記録して三冠王者撃破の立役者に。インターハイ予選の決勝でも桐生一高からやはり2ゴールを挙げて、群馬制覇を達成。その数字のことを問われると、「たまたまですね」と笑いながらも「もっと普段からコンスタントに点が獲れないと、時々ではダメなので、毎試合点を獲れるように、もっと貪欲にゴールを狙っていきたいと思います」とニコリ。不思議な魅力を湛えた17歳であることは間違いない。

 掲げた目標は日本一。その頂が見えてきたからこそ、ここからはすべてが難しいゲーム。山田もそんなことは十分に理解している。「疲労もあるんですけど、死に物狂いで、全員で優勝に向かって、頑張っていきたいですし、今日みたいに得点を獲るところと、守備の切り替えと、球際のところもサボらずしっかりやっていきたいなと思います」。

 ゴール前での一仕事。さらに、苦手だったにもかかわらず、得点に繋げてみせた攻守の切り替え。舞台が大きければ大きいほど躍動するピッチ上の山田から、目が離せない。

(取材・文 土屋雅史)●【特設】高校総体2022

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