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[MOM3967]前橋育英MF徳永涼(3年)_けん引役が試合終盤に示した価値

ゲキサカ / 2022年7月29日 20時36分

 山田監督も「ディフェンス能力というか、危機察知能力は、本当に助かっている。攻撃よりも、彼は守備の方がすごい。いるといないとでは、大きな差。ピンチを全部さばいてくれる」と徳永のカバーリングを高く評価した。

 試合のポイントをしっかりと抑えながら、パスワークの中心としてミスなくボールをさばける貴重な選手だ。声掛けは試合前から光っていた。前橋育英と米子北。前者の持ち味は技術とパスワーク。後者は、伝統の堅守速攻が身上だ。

 しかし、徳永はキックオフ直前に「球際の強さは、うちの伝統だ」と仲間に言い放った。球際では相手が上、などという気の持ち方は認めないと言わんばかりだった。点を取り切れなかったゲームの反省点も「一度、相手を後ろ向きで走らせる動作を作らなかったのが、ハマってしまった原因。ムードを変えるプレーを早いうちに自分ができれば良かった」と明確に持っている。

 翌日の決勝戦に向けては、2回戦で対戦予定だったが新型コロナウイルスの陽性者が出たため無念の辞退となった磐田東高(静岡)や、現地入りできていない部員の思いも背負う覚悟を語りつつ「すごい育英を作ってきた中で、まだ2回(09年インターハイ、18年高校選手権)しか優勝できていない。山田監督を優勝させたい思いがある」と恩返しを誓った。冷静かつ情熱的な主将が、チームを頂点へ導く。

(取材・文 平野貴也)●【特設】高校総体2022

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