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「やり切る自信をつける」。青森山田が日体大柏をPK戦で振り切り、和倉ユース3連覇に王手

ゲキサカ / 2022年8月10日 6時15分

 追いついた日体大柏はさらにFW吉田眞翔(3年)の仕掛けが青森山田DF陣を脅かす。だが、不運な判定もあって勝ち越すまでは至らず。2-2のまま、サドンデス方式のPK戦へ突入した。その3人目、青森山田GK代田、日体大柏GK倉田竜輝(3年)がともにストップする。迎えた4人目、先攻・日体大柏のシュートが枠上。最後は青森山田のMF櫻井廉(3年)が決めて決着がついた。

 青森山田はまさかの逆転負けで初戦敗退に終わったインターハイ後、オフを挟んで走り込みやプレッシングのトレーニングを実施。小野は「夏で走れないというのが自分たちのウィークポイントだった。青森山田では考えられないようなことを2度と繰り返さないように。和倉からはもっと走って、本来の青森山田のサッカーができるように戻していければ、プレミアでも戦っていける」と力を込める。

 この日は神戸U-18とのプレミアリーグ勢対決を会心の内容・結果で終え、連戦となった準決勝でも走り切って見せた。黒田剛監督は「暑さもそうだし、苦しいコンディションの中でもやり切る自信をつける。『あの時、やったじゃん、できたじゃん』というものを探し出すためにここに来た訳だから。そういう意味では少しずつみんなも良い形でできてきている」と頷く。奈良岡は「この和倉ユース優勝して良い形でプレミア迎えること。みんな良い方向を向いて明日も挑めるかなと思っています」。昨年度の3冠など近年、全国舞台で結果を残してきた青森山田だが、自分たちはまだ、何も勝ち得ていない。日大藤沢高(神奈川)との決勝も全力で走り切り、勝ち切って自信を積み重ねる。
青森山田GK代田昂大がPK戦3人目をストップ
(取材・文 吉田太郎)

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