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C大阪が劇的ルヴァン杯4強入り! 川崎Fは後半45分から痛恨2失点…アウェーゴール差で準々決勝敗退

ゲキサカ / 2022年8月10日 21時11分

 一方、C大阪も攻勢を強める。前半30分、山中が左サイドからアーリークロス。ファーサイドのPA右に流れたところを松田がシュートするが、川崎F守備陣に防がれる。PA左に流れると、待ち構えたのは為田。強烈な右足シュートを放つが、クロスバーを直撃した。

 均衡は崩れたのは前半40分。川崎Fはパス回しから中央突破を仕掛け、橘田が縦パスを送る。チャナティップがワンタッチでPA内に通し、ダミアンがPA中央へ。右足シュートはミートしきれず、相手に当たるが、こぼれたところをマルシーニョが渾身の右足シュート。ゴール上に突き刺した。

 前半は川崎Fが1-0のリードで折り返す。ハーフタイムには互いにカードを切り、川崎Fはチャナティップを下げてMF脇坂泰斗。C大阪はタガートに代えて加藤が入った。

 後半8分、川崎Fが勝利に近づく追加点。自陣近くの中盤からシミッチが左サイドに大きく展開する。パスを収めたマルシーニョが左サイドをドリブル突破。PA付近でダミアンとのワンツーパスからPA中央へ。マルシーニョが右足シュートをゴール正面に叩き込み、自身2点目で2-0と点差を広げた。

 試合を優位に運ぶ川崎Fだったが、アクシデント発生。得点直前にジェジエウが足を痛めており、ピッチに座り込んでいた。そのままDF車屋紳太郎と途中交代となった。

 C大阪は選手を大幅入れ替え。後半16分、毎熊、為田、上門を下げてFW北野颯太、山田、FWジェアン・パトリッキが出場する。23分には奥埜を下げ、MF中原輝を投入。加藤を加えた交代選手5人で前線から攻撃を仕掛けていく。

 C大阪は敵陣近くでセットプレーをチャンスを数度掴むも、実を結ばない。川崎Fは個の突破で決定機を作る。後半29分には脇坂が2人をかわして右足ミドル。だが、枠を捉えずにゴール上に外れた。

 川崎Fは後半35分にマルシーニョと家長を下げ、FW遠野大弥とFW小林悠を投入。同40分にはダミアンに代えてMF山村和也が入る。

 C大阪は後半45分に山中のクロスから加藤がニアサイドでヘディングシュート。1-2と一気に追い上げムードとなると、試合終了間際には西尾の折り返しから山田が劇的ゴール。2-2と追いつき、2試合合計3-3となるが、アウェーゴール差でC大阪がベスト4進出を決めた。

(取材・文 石川祐介)●ルヴァン杯2022特設ページ

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