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トライし続けたU-17日本代表がBalcom BMW CUPで全勝V!春の悔しさも晴らす

ゲキサカ / 2022年8月12日 6時55分

 また、中盤での好守光る由井が味方の失ったボールを一発のチャージで奪い返し、飯田の強度高い守備や、市原のパワフルなヘッドで相手に前進を許さない。そして、左の行友、右の稲垣の力強い動きや安藤の圧倒的なスピードも活用しながら攻撃。27分には稲垣が右サイドで獲得したFKをキッカーの大関が右足で蹴り込む。これを稲垣が得意のヘッド。ボールはクロスバーを叩き、ゴールラインの内側へ落ちた。

 2点差としたU-17代表はさらに33分、相手のクリアミスを拾った貴田がGKをかわし、左足シュートをゴールへ流し込む。その直後にも大関の右FKを中央の後藤が左足ダイレクトで合わせ、4-0で前半を折り返した。

 U-17代表は後半開始から由井、貴田をMF清水大翔(C大阪U-18)、FW郡司璃来(市立船橋高)へスイッチ。すると、前半同様、1分にゴールを破る。後藤が前からプレスを掛けてミスを誘い、インターセプトした行友が中央へ丁寧なラストパス。郡司がコントロールから右足で3戦連発となるゴールを決めた。

 U-17代表は切り替えの速い守備を継続し、後藤を起点とした攻撃や稲垣の攻め上がりなどからチャンス。13分には畑野、市原、後藤をCB喜多壱也(京都U-18)、CB 林奏太朗(鳥栖U-18)、左SH鈴木陽人(名古屋U-18)と入れ替えた。

 ボールを保持し、行友のドリブルシュートなどで攻め続けるU-17代表は、26分に小林と飯田をGK濱崎知康(川崎F U-18)、左SB伊藤稜介(磐田U-18)とスイッチ。だが、ミスも増え、終盤へ向けて攻め返されるシーンが増えていた。そして34分、DFダニエル・モンシバイス・アヘドの仕掛けにPKを許し、読み切った濱崎が一度止めながらもキッカーのヘクター・ヤエル・ウリベ・ゲバラにゴールへ押し込まれてしまう。

 だが、各選手が献身的な動きや球際でのタイトな守りを続けて2点目は許さなかった。そして、林、喜多から清水、大関を経由する形でビルドアップし、伊藤の思い切ったオーバーラップや鈴木のドリブルシュートなどそれぞれが特長を出すことを目指し続けて80分間を終了。快勝で最終戦を終えた。

 城監督は「(この年代として直近の公式大会は無いため)少しでも高いステージへ個人昇格しようぜという目標を掲げながら、この世代にもチャンスは色々と転がっているので、そのチャンスを待つんじゃなくて自分たちで掴みに行かないとダメだぞということはコンセプトとして最初に伝えていました」という。

「その中で、自分たちが何をしなければいけないのかを考えながら、オン・ザ・ピッチもオフ・ザ・ピッチもトライしてくれたのでそういうところが良かった。この優勝はみんなの力」と評価。その一方、世界で戦うためには「(活躍が)まだまだ足りない」「相手に少し合わせてしまう」「代表だったら全てに置いて圧倒していかないといけない」と求める。チームは9月、国際ユースサッカーin新潟に出場予定。選手たちは世界で活躍する、勝つことを目指して日常から成長、アピールを続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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