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“J対決”制した神戸がACL準々決勝へ!! 横浜FMはまさかの公式戦4連敗で16強の壁破れず

ゲキサカ / 2022年8月18日 22時19分

 それでも前半28分、神戸が再び試合を動かした。出足の鋭いプレスバックから飯野がボールを奪い、こぼれ球を拾った山口が鋭い縦パスを差し込むと、右サイドを攻め上がった大迫がゴール前にクロスを供給。これに反応した佐々木がダイレクトシュートを放ち、これが實藤の腕に当たった。いったんプレーは流されたが、飯野のシュートが外れたタイミングでVARが介入。オンフィールドレビューの結果、神戸にPKが与えられ、これを佐々木が落ち着いて決めた。

 そのまま神戸の1点リードで後半へ。前半同様にハイテンポな応酬が続くが、ロングボールをことごとく収める大迫を中心に局面で上回る神戸の優勢は変わらない。後半11分には山口の鮮やかなボール奪取から大崎と佐々木がつなぎ、大迫が強烈なボレーシュート。これは高丘の正面に飛んだが、日本代表エースがさすがの存在感を披露した。

 一方の横浜FMもここからチャンスを連発した。後半13分、FWレオ・セアラのボールキープを起点に短いパスをつなぎ、相手に当たったこぼれ球を拾ったDF永戸勝也が左足シュートを放つと、同14分にはFWエウベルが強烈なミドルシュートを放つ。だが、いずれも前川の鬼気迫るセーブに阻まれ、ゴールを奪うことはできない。

 神戸は後半15分、大迫と佐々木の2トップに代わって武藤と小田を投入。すると同21分、山口のロングフィードが右サイドの飯野に通り、ゴール前にクロスを送り込むと、小田がスルーしたボールをDF大崎玲央がダイレクトで狙った。だが、これは大きくゴールの上。ピンチを免れた横浜FMは同22分、最初の交代を行い、實藤と仲川に代わってMF藤田譲瑠チマとMF水沼宏太を入れた。

 その後は横浜FMが一方的に攻め立て、出足の落ちた神戸を追い込んでいく。後半29分、左右の幅を広く使った攻撃からMF喜田拓也が浮き球を収め、惜しいボレーシュート。同32分には喜田に代わってFWアンデルソン・ロペスを投入し、4-1-5のような超攻撃的布陣でさらに火力を上げた。

 ところが後半35分、オープンな攻勢を制したのは神戸だった。前川のロングキックを武藤が頭でそらし、左サイドを突破した汰木のクロスはファーサイドに流れたが、飯野が懸命なスプリントでラインを割らせず、二次攻撃をスタート。大崎のスルーパスに抜け出した山口がゴール前に折り返し、ニアゾーンに立っていた小田が右足ワンタッチでゴール上を射抜いた。

 これでスコアは3-1。2連リードとなった神戸がコーナーキープで時間を使う中、横浜FMは後半44分、エウベルトのワンツーからゴール前に侵入したA・ロペスがゴールを決め、1点差に迫った。しかし、反撃はここまで。死闘を制した神戸が準々決勝に進み、横浜FMはまさかの公式戦4連敗で2020年に続くベスト16敗退となった。

 準々決勝の組み合わせは20日の抽選会で決まる。

(取材・文 竹内達也)●ACL2022特設ページ

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