1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

“秘策3バック”準備もコロナ続発で顔ぶれ一変…それでも首位に渡り合った岡山・木山監督「十分に勝つチャンスもあったので悔しいの一言」

ゲキサカ / 2022年8月20日 23時2分

 もっとも、この日は主戦場のボランチやサイドバックではなく3バックの左での出場。マッチアップ相手は14cmも身長差のあるFW伊藤翔というシチュエーションで、苦しい対応を迫られても仕方ないところだったが、空中戦でやられる場面はほとんどなかった。そんなパフォーマンスには木山監督も「今日プレーできる選手の中で、さすがだなと思ったのは宮崎。マッチアップで背の高さが違ったけどタイトに潰していたし、クロスも負けなかったので能力を出して対応してくれた」と称賛の言葉を送っていた。

 局面対応には「ボランチの経験もあるし、逆に中でやりたい欲もあるので、すごく違和感なくやれたんじゃないかと思う」と手応えものぞかせた宮崎智。象徴的だったのは前半途中、伊藤よりも先にハイジャンプを見せた宮崎の顎が、伊藤の頭部に当たるという珍しい接触プレーがあった。その後は包帯を巻きながらのプレーも強いられたが、「身長がないなりに自分で工夫してというところで、ネガティブな部分をプラスにしていけるようにはいままでトレーニングしてきて、自分なりに分析しながらやってきたので、相手の高い選手にも勝てる自信はある。ゴール前で相手に触られてしまった部分はあったけど、対応はできていたのかなと思う」(宮崎)という言葉どおりの凄みを見せつけていた。

 他にも圧巻の空中戦を続けたDF濱田水輝、攻撃参加を繰り返したDF成瀬竣平、今夏加入のデビュー戦で中盤を担ったMF輪笠祐士ら、これまで出場機会の少なかった選手も持ち味を発揮。現状のレギュレーションでは復帰まで時間がかかる主力選手が出てくる可能性もあるが、J1昇格レースは残り11試合、この機会をチーム力の底上げにつなげるしかないのが現実であり、その兆しが見えたのもたしかだった。

「ネガティブな部分だけでもなかったし、普段ゲームに絡めないメンバーだったり、久々にスタメンで出た選手もしっかりと自分の役割をチームとしてできていたんじゃないかというポジティブな面もあったので、これからもそこは続けながら、映像を振り返ったり、コミュニケーションを取ってこの結果を反省しながら、チームとしてもっと強くなっていきたい」(宮崎智)。“緊急事態”と向き合った一戦を経て、岡山は悲願の初昇格へラストスパートを仕掛けていく。

(取材・文 竹内達也)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください