[MOM813]順天堂大GK青木心(4年)_PKセーブも勝利まで歓喜せず、責任背負う守護神の吐露
ゲキサカ / 2022年8月24日 22時49分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.22 総理大臣杯2回戦 順天堂大3-3(PK5-4)関西大]
2回戦屈指の好カードは死闘となった。互いに譲らぬ勝負は、PK戦へ。ここでも両チームのキッカーが確実に成功していくが、関西大の4人目のキックを順天堂大GK青木心(4年=JFAアカデミー)がストップ。このセーブが順大を3回戦へと導いた。
チームでもよくPKの練習をしているという青木は、「味方がきっちり決めてくれてたので、一本勝負になるなと思ってやってました」と振り返る。PKを止めるとGKはガッツポーズしたり、吼えたりする選手が多いが、青木はストップしても冷静にゴールマウスから退いた。
理由は関大に与えた3点目。順大・堀池巧監督も「めずらしい」と語った青木のファンブルが原因で、関大にゴールを許してしまった。「自分のせいでPKになってしまったので。まだ勝ったわけでもない。そういう気持ちだった」と話すが、順大の5人目のキッカーFW清水勇貴(2年=柏U-18)がGKに触られながらも、パワーで決めきったあと、チームメイトは青木のもとへと駆け寄り、喜びを爆発させた。
「シュートストップとハイボール」が自分の持ち味とする青木だが、出場機会を得たのは4年生になってから。リーグ戦でチームがなかなか結果を出せない難しい状況が続く中、チャンスをつかみ、総理大臣杯出場権を勝ち取った。
次はお互い手の内をよく知る駒澤大との対戦となる。前期リーグではけが人が多い状況もあり、0-3と完敗。その試合をベンチから試合を見守っていた青木は、「相手のサッカーがはっきりしているので、徹底して対応していく。こっちの強みである技術やパスで戦いたい」と分析する。
「大学に来て苦しい時期もあったけど、いい同期に恵まれて、ここまできた」と仲間への思いも強い。卒業後もサッカーを続けることを希望しているが、現時点でまだ進路は決まっていない。チームも自身もこの大会で飛躍を遂げられるよう、頂点を目指して戦い抜く。
(取材・文 蟹江恭代)●第46回総理大臣杯特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
運命のEUROフランス戦へ「負のデータ」 C・ロナウドの“ノーゴール”は続くのか
FOOTBALL ZONE / 2024年7月4日 19時10分
-
涙のPK失敗も…ここ一番で勝負強さを発揮したC・ロナウド「サッカーとはそういうものだ」
ゲキサカ / 2024年7月2日 15時9分
-
欧州で最も隠されていた“秘密兵器”…ポルトガル守護神がPK戦で3連続ストップ!「人生最高の試合」
ゲキサカ / 2024年7月2日 13時42分
-
「生涯のベストゲーム」 EURO16強で驚異的3連続PKセーブ…守護神「直感に従った」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月2日 13時20分
-
[MOM965]早稲田大GK海本慶太朗(2年)_PK戦今大会初ストップが全国決めるビッグセーブ
ゲキサカ / 2024年6月30日 7時30分
ランキング
-
1「日本から脅迫を受けている」 柔道の不可解判定で勝者側が主張 「負けを認めるべき」地元メディアは疑問
THE ANSWER / 2024年7月28日 11時32分
-
2大谷翔平 2戦ぶり32号!年間48発ペース 自己最速タイ191キロ弾、135m特大弾に敵地も騒然
スポニチアネックス / 2024年7月28日 8時49分
-
3中国も衝撃走った張本&早田組の1回戦敗退「超大型の番狂わせ」 北朝鮮「謎のペア」の勝因は
THE ANSWER / 2024年7月28日 11時3分
-
4パリ五輪柔道男子・永山竜樹を絞め続けたガルリゴス“悪魔の6秒”大炎上!批判殺到「殺人未遂と変わらない」
よろず~ニュース / 2024年7月28日 15時16分
-
5バスケ日本戦のブーイングに賛否両論 敵地に響き「誇らしすぎんか」 一方で「態度悪すぎ」の声も
THE ANSWER / 2024年7月28日 7時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください