死闘制した浦和が3年ぶりACL決勝進出!! 絶体絶命ビハインドから120分ユンカー劇的同点弾、PK戦で西川が圧巻2本ストップ
ゲキサカ / 2022年8月25日 22時35分
全北は決勝トーナメント1回戦の大邱FC戦(○1-0)、準々決勝の神戸戦(○3-1)に続いて3試合連続の延長戦。浦和がボールを持ち続ける展開となったが、しっかり守備を固めてくる相手になかなか決定機を作れない。延長前半11分にはカウンターからモーベルグが右サイドを抜け出し、ゴール前に鋭いクロスを送るも、江坂はうまく合わせられず、時間がそのまま過ぎていく。
全北は連戦の消耗で足が止まっており、PK戦狙いの様相。浦和はスペースのあるサイドを突きながらなんとかゴールを奪いに行く。延長後半4分には相手カウンターを受けるも、明本が身体を入れて阻止。同6分には伊藤に代わってMF柴戸海が入った。
延長後半7分、右サイドを鋭く突破した酒井のクロスに江坂が右足ボレーで合わせるも、うまくミートせずにゴール上へ。すると同10分、セットプレーからまさかの失点を食らった。相手のショートコーナーに寄せ切れず、フリーでMFイ・スンギのクロスを許すと、ニアサイドでMFハン・ギョウォンに合わせられ、フリックシュートでゴールを射抜かれた。
その後は浦和が猛攻を仕掛けるも、全北は息を吹き返したようなカウンターを繰り出し、試合はオープンな展開に。すると同15分、浦和もスコアを動かした。右サイドを突破した酒井のクロスを起点に波状攻撃を繰り出すと、大久保がつないだボールを明本がGKを強襲するヘッドを放ち、こぼれ球に反応したのはユンカー。冷静にニアポスト脇を打ち抜き、劇的な同点ゴールが決まった。
絶体絶命のピンチを脱した浦和。浦和サポーターが陣取るゴール裏前でのPK戦に持ち込んだ。先攻は全北。1人目キム・ボギョンのキックを西川が止めると、浦和はショルツが成功し、早々にリードを奪った。
すると2人目もイ・スンギのキックを西川が止め、ホームの声援を背負った守護神が大活躍。浦和はユンカーが成功した。3本目はDFパク・ジンソプに決められ、浦和はモーベルグがGKに止められて失敗。それでも4本目、全北はキム・ジンスがゴール右に外すと、浦和は江坂が決めて3-1で決勝進出を決めた。
(取材・文 竹内達也)●ACL2022特設ページ
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