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3年ぶりのSBSカップ開幕。ウルグアイとの熱戦の中で「枠を広げた」U-18日本代表が1-0勝利!

ゲキサカ / 2022年8月26日 0時5分

 前半、ウルグアイにセットプレーから危ないシーンを作られたが、日本も後半、セットプレーからチャンスを作り返す。6分に左CKから192cmCB高井がヘディングシュートを放ち、名願をFW五木田季晋(川崎F U-18)と入れ替えた後の16分には右CKを高橋がそらし、飛び込んだヴァン・イヤーデンが右足で合わせる。

 だが、このシュートの際にヴァン・イヤーデンも負傷してしまう。日本はCB小澤晴樹(大宮U18)を投入。同じタイミングで松村と根本を入れ替えた。1点が欲しい日本だが、冨樫監督は「ボールを奪う、カウンターを消すというところから言っていました」。気持ちが前がかりになる中でも守備を怠らないことを徹底させる。

 都築が対人守備の強さを見せたほか、下田や高塩がタックルを決める。また、徳永の切り替えの速い攻守も効果大。日本は鮮やかなコンビネーションで左サイドを攻略し、高塩が大きく前進するシーンもあった。チームのこの試合のテーマは「枠を広げる」こと。個々が自分のできること、枠を広げ、チームの枠を広げようとしていた。

 ウルグアイの10番MFフランコ・ゴンサレス主将(ダヌビオFC)も「組織として非常に強いチームだと思った」と評した日本。26分にはカウンターからウルグアイに決定機を作られたが、MFブルーノ・モラレス(モンテビデオ・シティ・トルケ)の右足シュートをGK中村のファインセーブで切り抜ける。強豪との1点勝負。日本は個々が我慢強く戦う中で、運動量、強度を持って戦うなどチャレンジを続けていた。

 その日本は後半30分、高塩と高橋に代えてMF坂井駿也(鳥栖U-18)と左SB石川晴大(清水ユース)を同時投入。1点を目指して攻守を続けた日本が決勝点を奪い取る。後半40+2分、日本は自陣左サイドでカウンターを受けるも高井と下田が阻止。そしてDFラインまで下がってカバーしていた坂井が低弾道の見事なサイドチェンジで右タッチライン際の阪田へ配給する。

 これを受けた阪田がDFとの1対1から強引に前へ出てラストパス。指揮官の指示で左サイドから中央寄りにポジションを取っていた根本が、右足ダイレクトでゴールへ流し込んだ。このままリードを守って1-0で勝利。冨樫監督は「(枠を広げるためのチャレンジを)全員でできたことが素晴らしかった」と評した。1977年に始まった伝統のSBSカップは、3年ぶりの開催(20年は代替大会の「SBSカップドリームユースサッカー」として開催)。U-18世代の才能たちは尽力してくれた人々に感謝しながら、残り2試合、個人、チームとして成長を続け、アジア、世界の戦いへのチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)

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