「2点獲られてでも3点獲りに」。攻め続けた京都U-18が0-2から報徳学園に逆転勝ち!
ゲキサカ / 2022年8月28日 21時33分
前半31分、飯田の絶妙な左クロスを平賀が1タッチで合わせて1点差。報徳学園はキープ力の高い松本が右足を振り抜き、また相手のバックパスを狙った坂元がスライディングシュートを放つ。だが、ハーフタイムに目指すサッカーを再確認した京都U-18の攻撃は平賀と松本を中心にどんどんテンポアップ。正確かつ迫力のあるパスワークと人の動きで相手ゴールに襲いかかった。
後半開始から京都U-18は柴田、伊藤を右SB三宮稜大(1年)とMF石本泰雅(1年)へ、報徳学園も中嶌とMF花野周磨(3年)を入れ替えた。次の1点を奪ったのは京都U-18の方。7分、左サイドから崩し、最後は飯田のラストパスをファーの松本が左足でゴールへ流し込む。
京都U-18の攻勢はさらに続く。再び飯田のラストパスから平賀が決定的なシュートを放つなど攻め続けると16分、松本の右CKをファーの喜多が頭で折り返す。最後は、熊谷が身体で押し込み、逆転した。
報徳学園の高田秀一監督は「後半の半分くらいまでの京都のハイテンポにちょっと付いて行けなかったですね」と残念がる。ただし、報徳学園は身体能力の高いGK長村の好守などで良く食い下がった。4点目は許さずに対抗。終盤は逆にボールを保持して攻め続けて見せた。
京都U-18は右SB村田虎太郎(2年)、MF奥慎之介(2年)、FW島龍之介(3年)を投入。報徳学園も突破力のあるMF稲井想真(3年)とFW宮本有登(3年)の交代組たちがゴールを目指す。だが、京都U-18は気持ちの込もった守りでゴールを死守。石田監督も「最後良く声を掛け合って頑張っていた。(ギリギリの守りではなくもっと)余裕で終わられないといけないと思いますが、気持ちは伝わったので、また練習からしっかりとやっていきたい」と評価する終盤の戦いだった。
京都U-18らしく2点、3点を奪いに行き、「(0-1で3敗した)前期の俺らだったら多分勝てていなかった」(植田)という夏前からの変化も表現。京都U-18が勢いのつく白星で後半戦をスタートした。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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