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静岡ユースのFW斉藤柚樹が2戦連発。SBSカップの経験を清水ユースに持ち帰る

ゲキサカ / 2022年8月29日 23時1分

前半39分、静岡ユースのFW斉藤柚樹(清水ユース)が右足で先制ゴール

[8.28 SBS杯最終節 静岡ユース 3-0 U-18ウルグアイ代表 エコパ]

 静岡ユース(静岡県高校選抜)のFW斉藤柚樹(清水ユース)が、2試合連続ゴールを記録した。前半39分、MF高橋隆大(静岡学園高)とのコンビネーションでFW後藤啓介(磐田U-18)が右中間を抜け出し、マイナスのラストパス。これを斉藤が右足ダイレクトでゴール左へ流し込んだ。

 この日、斉藤はシュート1本で1得点。高橋とMF安藤阿雄依(清水ユース)の両SHが積極的にドリブルで仕掛けてシュートまで持ち込み、2トップを組んだ後藤にもチャンスが巡ってきていた。

 その一方、辛抱強くチャンスを待ち続けた斉藤は1チャンスを逃さなかった。得点シーンは前へかかり過ぎることなく、ポジショニングも、タイミングもゆとりを持ってシュート。「(なかなかチャンスが)来なかったですけれども、一発良いところへ来てくれたので流し込むだけでした」。見事な崩しでゴールを奪い取った。

 前線で身体を張り、ボールを収める部分でも健闘。そして、後半40+4分に劇的な同点PKを決めたU-18日本代表戦に続くゴールは、自信になったようだ。「今大会2点獲れたことは良い経験になったと思います」。届かないようなところでもDFの足が伸びてくる外国人DFへの対応や、上手く腕を使いながら相手を抑えてキープすることなど体感したことを持ち帰り、チームメートと共有する考えだ。

 鈴木啓史監督も「(静岡ユースの選手たちは、)各チームに戻ってまた中心選手としてやっていくだろうから、またきっちりと自分のプレーを出すことと、周りの選手にも良い影響を与えて欲しいと思います」と各選手に期待。斉藤は「海外を経験したので(清水ユース組は)自分含めて3人(DF渡辺啓佳、MF安藤阿雄依)と、代表に(石川)晴大がいるので、持ち帰って、もっとチームを上げていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)

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