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[MOM3993]清水桜が丘FW米山陽音(1年)_交代出場FWが残留導く“初”のヘディング弾

ゲキサカ / 2022年9月5日 15時20分

清水桜が丘高FW米山陽音はチームを残留へ導く同点ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.4 関東Rookie LeagueB・Cリーグ入れ替え戦 清水桜が丘高 1-1 明秀日立高 時之栖うさぎ島G]

 交代出場FWの「初めて」の一撃が伝統校を残留へ導いた。0-0の後半に投入された清水桜が丘高FW米山陽音(1年=エスパルスSS富士出身)は、「まずは自分の持ち味のスピードを活かして点を獲ることを意識して入りました」。チームは引き分け以上でBリーグ残留だったが、先に失点。残留するためには1点が必要になった。

 失点から4分後の後半31分、清水桜が丘はCKを得ると、MF山本京佑が蹴り込む。米山は「(セットプレーは)得意じゃない。いつもは後ろにいるんですけれども」というが、この日は自然と中へ。すると、CKをニアで合わせてゴールを破った。

「決まった瞬間はあんまもうボール見ていなくて、気持ちで押し込んだ感じなんですけれども、嬉しいというのと、1点獲られていたから安心はしました」と米山。「高校も、中学校もないです」という“初めて”のヘディング弾が清水桜が丘を救った。

 本人はこの日、スピードを活かしたドリブルや裏抜けする回数を増やせなかったことを反省。「個として、もっと点を決める能力をつけるというのと、もっとガタイを良くして1対1で絶対に負けないように。もっと3年間でヘディングを強くして競り合いでも負けない選手になりたい」と誓う。

 関東Rookie Leagueでは2点リードを追いつかれた試合も。1年生のリーグ戦で油断せず、流れの良い時に追加点を奪う必要性を学んだというFWは、目標の全国制覇へ向けて課題を改善しながら、武器を磨く。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
●2022 関東Rookie League特集ページ

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