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[MOM3999]FC東京U-18FW今野光希(3年)_学び続ける献身のフォワード。青赤の18番が執念の同点弾を叩き出す!

ゲキサカ / 2022年9月12日 20時58分

青赤の18番を託されたFC東京U-18FW今野光希

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.11 高円宮杯プレミアリーグEAST第14節 前橋育英高 1-1 FC東京U-18 前橋育英高校高崎グラウンド]

 この番号を背負う意味を、ずっと考えてきた。戦うのは当たり前。その上でチームを勝利に導くゴールを挙げることが、何より求められていることだと信じ、そのための準備を重ね続けてきたのだ。

「深川の時もこの番号を背負わせてもらって、この18番の重みを試合でも感じながらやっていかないといけないですし、去年の野澤零温選手みたいになりたいなと思って、自分もこの番号を背負ってやっていきたいと決めました。だからこそ、この背番号に恥じないプレーをしていかないといけないと感じています」。

 青赤伝統のナンバー、18番を託されたアタッカー。FC東京U-18(東京)のFW今野光希(3年=FC東京U-15深川出身)が執念で叩き出したゴールが、土壇場でチームに勝ち点1をもたらした。

 前半は押し込まれ続けていた。前橋育英高(群馬)と対峙した一戦。FC東京U-18は相手の流麗なポゼッションに対して、前からボールを奪うことができず、ズルズルと全体が後退していく。

「前育さんのビルドアップを自分たちが受けてしまって、そこから流れを持っていかれてしまいましたし、まずは自分のサイドはやられないようにしていたんですけど、ライン間で受けられるところは苦戦しましたし、もっと守備をやっていかないとなと思いました」という今野もほとんど良い形で攻撃に関われないまま、1点のビハインドを背負って45分間が終了する。

 後半に入ってやや持ち直したものの、セットプレー以外ではなかなかチャンスを作り切れない中で、千載一遇の好機がやってくる。後半38分。チームメイトが右サイドへ侵入すると、今野は冷静に自分の入るべきポイントを見極める。

「左で構えた時に田邊選手と目が合って、自分の動き出しに綺麗に合わせてくれたので、あとは自分がしっかり当てて、決めるだけでした。ちょっとは緊張したんですけど(笑)、うまく当てることができて良かったです」。MF田邊幸大(2年)のクロスに走り込むと、右足のインサイドで丁寧に叩いたボレーが、ゴールネットへと吸い込まれる。

「自分は中学生の頃もフォワードをやっていて、裏に抜ける動きは得意だと思っているので、そこが生きたなというところでした。最近はクロスに入るところを心掛けて臨んでいたので、それが結果に繋がったのかなと思います」。18番の今季リーグ戦2ゴール目は貴重な同点弾。ストライカーの本能が勝ち点1を手繰り寄せた。

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