[MOM4007]矢板中央GK鈴木晴登(1年)_人間性向上と「3人」超え目指すGKが好守で優勝導く
ゲキサカ / 2022年9月19日 22時3分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.19 NB CHAMPIONSHIP U-16決勝 流通経済大柏高 0-1 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]
1人のタレントの力に頼ることなく、全員の力を結集して勝つ「矢板中央のらしさ」(金子文三コーチ)が出た決勝戦。中でも大きかったのが、GK鈴木晴登(1年=ASラランジャ豊川出身)の好守だ。
前後半で全11人を入れ替えたチームの中で、鈴木は後半開始から出場。その立ち上がり、CKの流れから至近弾を打ち込まれたが、「前の人が守備してくれて、『やるしかない』と。しっかりブロッキングできた」とストップする。
そして、後半19分、右クロスのこぼれから再び大ピンチ。今度は正面、至近距離からのシュートに対し、「反応しかできなくて」と振り返るが、咄嗟に身体を投げ出した鈴木は顔面でビッグセーブをしてのけた。
鈴木の特長はハイボールの強さとコーチングで、シュートを打たせず勝つことに喜びを感じるGKだ。その守護神が、チームメートも称賛した2つの好セーブ。先発GK宮下陸翔と見事な完封リレーで頂点に立った。
矢板中央は1年生GK3人がトップチームでの活動や怪我のために不在。現状、鈴木は宮下とともに彼らを追う立場にある。「上に3人いて、あんまコンディションが良くなくて……。でも、『ここでチャンスが来たな』『やってやろう』と」いう思いで臨んだ今大会は、悔しい失点もあった。だが、準々決勝以降は興國高(大阪)、帝京長岡高(新潟)、そして流通経済大柏高(千葉)という強豪相手に3試合連続無失点。堅守・矢板中央の力になって優勝を果たした。
鈴木は中学時代、練習試合で矢板中央と対戦。「雰囲気も良くて、人間として強くなるならここだなと」進学を決意した。GKとしての成長とともに、人間力の向上を目指している。
「1年生の中でも一番手になれるように。3年間の中で人間性を積み上げて、出れなくても大学、大人になった時に繋げられるように、人間性のところからしっかりとやっていきたい」。「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」では我慢しながら成長してきた成果を発揮。優勝した自信も力に、挑戦を続ける。
(取材・文 吉田太郎)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM4801]青森山田GK松田駿(2年)_「3年生に最高のプレゼントがいくように」。責任を理解し、戦う2年生守護神がPK戦でビッグセーブ
ゲキサカ / 2024年7月31日 7時31分
-
関西大北陽はNBC in 堺ユースフェスで準優勝。見つめ直し、躍進した伝統校は選手権で「下から食いに行く」
ゲキサカ / 2024年7月24日 22時55分
-
「まだ伸びしろが十分にある」流経大柏がNBC in 堺ユースフェス決勝で関西大北陽に1-0で勝利。7連勝で「狙って」優勝
ゲキサカ / 2024年7月24日 7時47分
-
流経大柏が求めるカップ戦で勝つ経験。NBCin堺ユースフェス初戦で堅守の名古屋を振り切り、まず1勝
ゲキサカ / 2024年7月21日 8時59分
-
「チームを勝たせるGKになるか、なれないかの差」。柏U-18GK栗栖汰志主将は1本を止めるGK、紙一重でも勝ち切るチームへ
ゲキサカ / 2024年7月8日 17時57分
ランキング
-
1天心も驚いた「僕とは正反対」五輪スケボー連覇・堀米雄斗の裏の顔「選ばれし人間なんだろう」
スポニチアネックス / 2024年7月31日 11時31分
-
2バスケ日本を襲った疑惑判定、本場・米老舗誌も「非常に疑わしい笛」指摘 八村退場も「開催国に有利」
THE ANSWER / 2024年7月31日 9時33分
-
3阿部詩、号泣敗退を謝罪も...兄・一二三「情けなくなんかない」 SNSでも励ましの言葉が相次ぐ
J-CASTニュース / 2024年7月31日 16時51分
-
4「超かわいそう」ラケット折られた影響大 2回戦で散った卓球世界1位にネット「気の毒すぎる」
スポニチアネックス / 2024年7月31日 18時8分
-
5サッカー男子が3戦全勝で首位通過、決勝トーナメント進出にSNS大喜び…次戦相手に「スペインか」「東京大会のリベンジだ」
読売新聞 / 2024年7月31日 9時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください