[NB CHAMPIONSHIP U-16]U-16代表コーチ陣も視察した貴重な機会、帝京FW森田晃らがアピール
ゲキサカ / 2022年9月20日 23時13分
[9.19 NB CHAMPIONSHIP U-16準決勝 帝京高 0-2 流通経済大柏高 時之栖うさぎ島G]
強豪校のU-16プレーヤーたちによって争われた「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」の大会期間中、U-16日本代表の廣山望コーチや高橋範夫GKコーチが来場。時折風雨が強くなる中で熱心に選手たちをチェックしていた。
20日には日本サッカー協会が、U-17アジアカップ予選に出場するU-16日本代表メンバーを発表。「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」の参加選手では継続的に選出されている前橋育英高CB山田佳が選ばれたが、他にも代表スタッフの前でアピールした選手が複数いた。
中でも存在感を示した一人が、帝京高FW森田晃(1年=Forza’02出身)だ。予選リーグではポストワークの強さとクオリティの高さを披露し、対戦相手の指導者を驚かせていた。また、中学時代に課題だったディフェンス面でもチームに貢献。180cmのセンターフォワードは、強豪校相手に目立つ動きを続けて見せた。
準々決勝の青森山田高戦では「相手のCB、(小沼)蒼珠君が代表に入っていて、『オマエ、勝てないよ』と煽られていたので、チームメートを見返すために頑張りました」。森田は前線で青森山田の想定を上回るような強さを発揮。随所で強敵を押し込むなど勝利へ導き、チームメートを見返して見せた。
森田のお手本は、帝京トップチームのエースで、インターハイ得点王に輝いているFW齊藤慈斗(3年)だ。齊藤の持ち味の一つが前線での強烈なボールキープ。森田は「自分もこれくらい強くならないと、と意識して練習しています。齊藤慈斗君は腕の使い方が上手いなと思って、(自分も)腕のトレーニングをしていて、その成果が出て良かったです」という。
ダンベルを活用して筋力強化。同じく帝京の3年生で、U-19日本代表候補の左SB入江羚介らから「(腕が)太くなったね」と言ってもらえたという。今大会、同級生たちも森田のプレーに感謝。1年生チームにとって、森田は齊藤のような存在になっていた。
ただし、流通経済大柏高との準決勝では警戒され、2人がかりのディフェンスに苦戦。「ディフェンスが上手くて、背負った時にもう一人がどこからか出てきて……」。その中でも上手く腕も使いながらキープし、FKを獲得したりもしていたが、得点をもたらすことができず。チームは今大会で同じくインパクトを残した流経大柏FW山野春太に決められるなど、0-2で敗れた。
U-16日本代表が勝ち抜けば、来年にはU-17アジアカップ、U-17ワールドカップへ臨むことになる。代表スタッフは常に才能をチェック。現在は代表入りを叶えていない1年生でも、これから所属する高校のAチームでチャンスを掴み、ハイレベルな戦いの中で活躍、また可能性を示せば来年、世界と戦うチャンスを掴んでいるかもしれない。
今大会を無得点で終えた森田は、「背負ったあと前向けていないし、クロスの入り方も課題」と反省。年代別代表候補歴を持つ齊藤に比べると、腕の力も、足腰の力も足りないと実感している。まずは一つ一つ積み上げて、「プリンスリーグ出て初得点したいですし、選手権に出たい」。その目標を実現させて、代表チームから「招集したい」と思わせるようなFWになる。
(取材・文 吉田太郎)
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