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選手権初出場に挑戦する日体大柏の成長株は“学校設立以来一番”の学力。CB古金谷悠太はDFラインの要と学年1位を継続して冬へ

ゲキサカ / 2022年9月21日 21時33分

「(当初は名前負けしていたが、)高校3年間で一番は自信を持ってプレーできるようになりましたね。全国相手にも『やれるな』、というのは変化」。日々のトレーニングで出てきた課題を忘れず、改善を繰り返すことで進化。特別な学力を持つ古金谷は、その武器をサッカーの成長にも繋げてきた。

 古金谷は難関私立中学の芝中学校(東京)に一般受験で合格。毎年2桁の生徒が東京大学へ合格している進学校の中でも、「結構、頭良かった。自分の頭の良さは自信がある」という古金谷だが、「高校でサッカー続けたい」とサッカー第一の進路選びをする。

 中学時代、プレーヤーとしては無名。「東京の3部リーグとかで、高円宮杯とか都の本戦も行けなくて」進路を選べる立場ではなかった。その古金谷は、積極的にセレクションを受験。当時、視野の広いボランチだった古金谷は、柏U-18と日体大柏の合同セレクションでのパフォーマンスが評価され、台頭中の日体大柏へ進むことが決まった。古金谷の兄は、ラグビーで全国大会に出場。「スポーツも応援してくれる」家族の理解、後押しもあり、サッカー強豪校での生活をスタートさせた。

 国内最高クラスの大学進学を目指してきた古金谷はサッカーも、勉強も、本気。家族と約束し、日体大柏では学年1位の成績をノルマにしてきた。「どっちも中途半端にしたらいけないと。サッカー出れなくて、辛くて、勉強が疎かになった時もあった」というが、1度だけ“めっちゃ賢い”留学生に譲った以外は、学年1位を継続してきた。

 模試で千葉県2位、偏差値総合70を記録したこともある古金谷について、コーチ、監督を含めて長く日体大柏を指導してきた片野慶輝総監督は、「学校設立以来で、一番頭良いんじゃないですか」と微笑。その言葉に対し、古金谷は「そう言ってもらえるのは嬉しい。それに恥じないように、勉強も頑張っていかないといけない」と応えた。

 部活動が休みの日は1日10時間、12時間勉強するが、普段はコンディション維持のため自宅学習は夜11時頃まで。帰宅後は食事、入浴、そしてストレッチを優先する。「睡眠時間が短いと自分はダメ。(プレーヤーとして)積み上げてこれたことも、怪我しなかったから。それはストレッチのお陰。時間があったら30分、1時間とストレッチをします」。朝6時に起床し、通学中も英単語などをチェック。勉強時間は「全然足りない」というが、サッカーも、勉強も「甘えなしでやっていきたい」と貫いてきた。

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