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“逃げ切りオプション”右WB起用の原口元気「0タッチ1キャップはなかなかない(苦笑)」

ゲキサカ / 2022年9月24日 3時53分

MF原口元気(ウニオン・ベルリン)

[9.23 キリンチャレンジ杯 日本 2-0 アメリカ デュッセルドルフ]

 アメリカ戦の後半41分、日本代表は4-2-3-1から5-4-1にシステムを変更し、カタールW杯本大会を見据えた“逃げ切りオプション”をテストした。右ウイングバックに起用されたのはMF原口元気(ウニオン・ベルリン)。森保一監督から試合前に伝えられていたわけではなく、対応力を信頼されての起用だったようだ。

 原口は試合後、ウイングバック起用は「イメージしていなかった」と明かした。チームはドイツ遠征に入って以降、4-2-3-1のシステムでトレーニングを継続。「4-2-3-1になって出るならボランチかなと思っていた」という。

「前線は変えていくだろうというのは目に見えていて、そこに僕が含まれていないのは分かっていた。残り5分、10分で試合を締めるような役割になると思っていた」というが、サイド起用は想定外。しかし、W杯最終予選でもクローザー役を担っていた31歳は「やったことあるポジションだし、いろんなところができるのが強みなので」と受け止め、求められた仕事を全うした。

 主審はアディショナルタイムを取らず、原口はボールに触れることなくタイムアップ。「0タッチ1キャップだったので、なかなかない」と苦笑いし、現状の立場への葛藤をにじませた。それでも原口は言い切った。「もうラストチャンスなので。自分自身もいま試合に飢えているし、試合をしたくてしょうがない。そういう時の自分は強いと思うし、思い切りサッカーしたい」。27日のエクアドル戦に向け、再び闘志を燃やしていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
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